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創業の地へのこだわりを語る井筒英治社長(左)と大輔常務=神戸市中央区布引町2
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創業の地へのこだわりを語る井筒英治社長(左)と大輔常務=神戸市中央区布引町2

 山小屋風の店構えで親しまれてきた神戸の老舗パン店「イスズベーカリー本店」(神戸市中央区布引町2)が、23日の営業を最後に取り壊される。土地所有者によるビル建設が決まったためだが、創業地へのこだわりから、テナントとして今の場所で店を続けることにした。社長の井筒英治さん(68)は「できるだけ店の雰囲気を残したい」と話している。

 1946(昭和21)年創業。まもなく現在地に本店を建てた。ものづくりの優れた腕を認定する市の神戸マイスター制度で、井筒さんがパン部門の初代マイスターに選ばれるなど、街を代表する店となった。

 木のぬくもりを感じる店にと、外観を山小屋風にしたのは約40年前。山手幹線とフラワーロードが交わる加納町3丁目交差点の角に立つ、とんがり屋根が目を引いてきた。

 土地所有者によるビル建設が持ち上がり、井筒さんは「創業の地を離れたくない」と、ビル1階に店を出すことにした。

 息子で常務の井筒大輔さん(37)は「お客さんにも、ここがイスズ本店という意識を持ってもらっている。店の装いが変わっても、創業の地を守りたい」と話している。

 23日は午後6時まで営業し、25日から近くの仮店舗に移る。ビルは来年3月の完成という。(段 貴則)

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