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「女子学」の授業で鉄道趣味について紹介する学生=甲南女子大学
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「女子学」の授業で鉄道趣味について紹介する学生=甲南女子大学

 鉄道趣味といえば男性をイメージする人は多いかもしれない。近年増えているという鉄道好きな女性、いわゆる「鉄子」についての授業がこのほど、甲南女子大学(神戸市東灘区森北町6)であった。同大の信時哲郎教授と女子大では全国初という「鉄道文化研究同好準備会」のメンバー、ゲスト講師の写真家野沢敬次さん(58)が「女子と鉄道」をテーマに議論を繰り広げた。(勝浦美香)

 同大の全学共通科目「女子学」の一環。信時教授が鉄道の歴史を振り返り、「鉄道は人や物だけでなく情報も運んでいた。国にとって非常に大事な存在で、(戦前は)社会的な地位が低かった女性と縁遠い存在だった」と指摘した。

 「最近は女優やアイドルら鉄道好きを公言する芸能人も出てきた。女性の鉄道ファンは増えているのでは」と説明。また子どもと一緒に見ているうちに、鉄道好きになる母親もいると話した。

 野沢さんは、鉄道に乗ることを楽しむ「乗り鉄」▽写真を撮る「撮り鉄」▽列車の廃止前や廃線の現場に現れる「葬式鉄」-など鉄道ファンの分類を紹介。訪れた駅の数を増やす「制覇」や切符などの「収集」に励む男性と、旅の行程を楽しむ女性と両者の違いにも触れ、同じファンでもひとくくりにはできない状況を説明した。

 昨年4月に発足した「鉄道文化研究同好準備会」には12人が所属。今春からは大学公認団体として活動している。全員が熱心な鉄道ファンではないというが、ご当地グルメを楽しむ鉄道旅行を企画したり、電車をテーマにした小説や漫画を執筆したりと、新しい趣味活動を提案する。

 部員で文学部4年の井上愛さん(21)は「鉄道の歴史や楽しみ方などさまざまな側面から学ぶことができた」と話し、同じ部員で文学部4年の堀之内美香さん(21)は「男性みたいに熱くなくてもいい。今後も女子なりに鉄道を楽しみたい」と笑顔で話した。

 同大の「女子学」は、近年メディアによく登場する「女子」という言葉に注目し、その背景にある新たなライフスタイルを探る。今後はアニメやカメラ、ファン活動などをテーマに講義を予定している。

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