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「地元の人とのつながりを楽しんでほしい」と話すオーナーの朴徹雄さん(左から2人目)=神戸市灘区城内通4
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「地元の人とのつながりを楽しんでほしい」と話すオーナーの朴徹雄さん(左から2人目)=神戸市灘区城内通4

 神戸市灘区城内通4に22日、かつての診療所を改装した外国人向け宿泊施設「ゲストハウス萬家」が開業した。オーナーは韓国・ソウル出身の朴徹雄さん(35)。周辺には水道筋商店街があるなど、庶民的で人情味のある街の雰囲気にひかれて、この地を選んだ。「地元の住民が気軽に遊びに来て外国人観光客と出会い、交流できるような場になれば」と話す。(綱嶋葉名)

 朴さんは、6年前にワーキングホリデーを利用して来日。東京都品川区のゲストハウスでの勤務をきっかけに開業を決意した。妻敬子さん(33)の実家がある宝塚市を訪れた際、妻の思い出の地として立ち寄った神戸が気に入り、2年前に移住した。

 朴さんは住民とのつながりをつくるため、同商店街の喫茶店でアルバイトを始めた。そのうちに知り合いが増え、地域にも溶け込んだという。

 苦労したのは物件探し。地元でできた知り合いから空き家や空きビルの所有者を紹介してもらい、譲ってほしいと掛け合ったが、10軒連続で断られた。今回、朴さんがゲストハウスに改装した物件も所有者から「もう使わないからつぶすつもり」と一度は断られた。手紙を出すなど諦めずに説得し、ようやく譲り受けることができた。

 改装は、地元の友人や知人らに協力を求めてボランティアを募り、延べ約340人が参加して2カ月かけて完成させた。朴さんは「改装に参加して建物に愛着を持ってもらいたかった。気軽に立ち寄るきっかけになるはず」と話す。

 今後、商店街の食品店を巡る「つまみ食いツアー」など宿泊者向けイベントも催す考えで、朴さんは「宿泊客にこの地域ならではの文化を楽しんでほしい。地図も作成したい」と意気込む。

 施設は鉄骨3階建て延べ床面積約100平方メートル。客室はシングルとダブル、相部屋、女性専用の相部屋など計9室で定員は20人。1泊3300円から。TEL078・940・2809

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