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寄贈品について説明する田中豁さん(左)と大分県竹田市の首藤勝次市長=神戸湊西教会
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寄贈品について説明する田中豁さん(左)と大分県竹田市の首藤勝次市長=神戸湊西教会
竹田市に寄贈されたキリシタン遺物=神戸湊西教会
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竹田市に寄贈されたキリシタン遺物=神戸湊西教会

 神戸市長田区の神戸湊西教会で牧師を務めた田中豁さん(88)が所有する隠れキリシタンの遺物などが、大分県竹田市に寄贈されることになり、23日、同教会で寄贈式が行われた。竹田市からは首藤勝次市長らが出席。田中さんから首藤市長に「マリア観音」などの目録が手渡された。

 田中さんは、古美術の愛好家だった父から譲り受けたほか、半世紀にわたる牧師生活を通してゆかりの品々を収集してきた。

 竹田市に贈られるのは、キリシタン禁制中の江戸時代から明治時代までの遺物を中心に約20点。隠れキリシタンが聖母マリアに見立てて礼拝した菩薩像「マリア観音」や、信徒の密告を促す高札をはじめ、聖杯や燭台などがある。

 今年6月、神戸新聞で寄贈先を募る記事を掲載したところ、竹田市が手を挙げた。同市は、2012年からキリシタン遺跡・遺物を活用した町おこしに官民一体で取り組んでおり、10月末には竹田キリシタン資料館が開設される。田中さんから譲り受けたコレクションは、資料館に特別なコーナーを設けて展示する予定という。

 織田信長や豊臣秀吉に仕え、高槻(大阪府高槻市)や明石(明石市)を治めたキリシタン大名の高山右近と、岡藩(竹田市)を所領とした中川公とは親戚関係にあり、「縁を感じる」という竹田市。首藤市長は「貴重な物を寄贈してもらう。大切に守り継いでいきたい」と話し、田中さんは「大分はキリシタンの歴史では由緒あるところ。喜びを持って譲りたい」と目尻を下げた。(坂山真里緒)

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