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住宅街で運転手が模擬自動運転車を走らせ、住民の需要を確かめた=昨年10月、神戸市北区筑紫が丘(日本総合研究所提供)
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住宅街で運転手が模擬自動運転車を走らせ、住民の需要を確かめた=昨年10月、神戸市北区筑紫が丘(日本総合研究所提供)

 自動車の自動運転時代を視野に、神戸市内のバスやタクシーの事業者と日本総合研究所(東京)などが、北区の住宅街で模擬車両を巡回させるなどし、ニーズを確かめる実験を試みた。高齢者らからは一定の評価が聞かれたほか、事業者からも「運転手不足などの解決につながれば」と期待する声が上がったという。

 日本総研は、地域の高齢化や人材不足に対処するため、2013年から自治体や民間企業と共同で、低コストの地域交通の開発研究を進めている。

 実験は昨年10月の20日間、郊外で坂が多く、高齢化が進んでいるという北区筑紫が丘で実施。18歳以上の住民に参加を呼び掛け、50~80歳代を中心に108人が登録した。

 固定コースを周回する「ルート型」と、予約制の「送迎型」で実験。ルート型は約3・5キロを1時間に1~3本運行し、送迎型は電話かインターネットで予約する形をとった。今回はそれぞれ運転手が付いたが、自動運転を想定し、最高時速を重大事故が起きにくいとされる20キロに抑えた。

 ルート型は延べ197人、送迎型は同44人が利用。47・1%が「外出が増えそう」と答えた。71%が有料でも使いたいとし「荷物が多い日も疲れずに済む」「地域の防犯上も安心」などの声を寄せた。一方、ルート型には「走行範囲を広げて」、送迎型には「ネット予約が難しい」と注文も付いた。

 参加したみなと観光バス(東灘区)の松本浩之社長(55)は「法律や技術の制約もあるが、地域の実情に即した公共交通の在り方を考える契機にしたい」と話した。(佐伯竜一)

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