神戸

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神戸空襲後の市街地の写真を調べる辻信一さん(右から2人目)ら=こうべまちづくり会館
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神戸空襲後の市街地の写真を調べる辻信一さん(右から2人目)ら=こうべまちづくり会館

 太平洋戦争での1945年の神戸空襲で、米軍が市街地を空撮した写真から、戦争前後の神戸のまちづくりを読み解く調査が、こうべまちづくり会館(同市中央区元町通4)で進んでいる。同会館で10日から写真を展示し、11日にシンポジウムも開催。担当者は「焼失した市街地を写真で復元し、街の変遷を知る手がかりにしたい」としている。(段 貴則)

 神戸は45年2月以降、米軍の爆撃を受け、特に6月5日の空襲で大きな被害を受けた。同会館は、一般財団法人「日本地図センター」を通じ、米国立公文書館が所蔵していた米軍の空撮写真約70枚を購入。撮影時期は同年2~8月で、空襲で街が壊滅する様子が記録されている。

 調査は、地上から空襲被害を撮影した街の写真を組み合わせて、より詳細に市街地の変化を分析する。担当するのは、特定非営利活動法人「神戸まちづくり研究所」の辻信一・主任研究員(67)。「家屋の強制撤去など戦時中のまちの実態は、ミッシングリンク(欠けた部分)になっていた。米軍の写真を生かし、戦時中の空白部分が、戦後のまちづくりにどうつながったのかを解明したい」と話している。

 写真展は10~15日、終戦直後の45年8月18日に空撮された市街地の写真などを展示する。シンポ「1945年の神戸 空から見た戦争と市街地」は11日午後1時から開催。辻さんの報告に続き、神木哲男神戸大名誉教授らが「戦争と神戸 まちと暮らしの変遷」と題して対談する。

 シンポは参加の申し込みが必要で、先着80人を受け付ける。無料。同会館TEL078・361・4523

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