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文学作品の引用や写真などで海岸通の歴史をたどる企画展「海岸通の人々」=神戸文学館
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文学作品の引用や写真などで海岸通の歴史をたどる企画展「海岸通の人々」=神戸文学館

 神戸港開港150年目を記念した企画展「海岸通の人々」が神戸市灘区王子町3の神戸文学館で開かれている。神戸港に近い海岸通やその周辺を記述した文学作品の引用と当時の写真などで、ミナト神戸の変遷をたどる。神戸を代表する作家・陳舜臣さんの直筆原稿なども展示している。

 神戸港に面した海岸通は、明治初期に名付けられた。旧居留地浜側の華やかな遊歩道と、メリケン波止場以西の開運業の最前線という二つの顔を持ち、平行する栄町通は明治時代の一時期に存在した鈴木商店など、銀行や商社が集まる金融街だった。

 少年時代を海岸通で過ごした陳舜臣さんの「神戸というまち」や「三色の家」などには、戦前、戦後の海岸通や栄町通周辺が登場。また、玉岡かおるさんの著作「お家さん」や、山崎豊子さんの「華麗なる一族」などにも描かれている。

 会場では、海岸通や栄町通の描写が出てくる作品の一節と、その時代に合った写真を紹介。陳さんが住んでいた「三色の家」とされる家が写る1935(昭和10)年ごろの海岸通5丁目周辺の写真や、「兵庫(神戸)開港」当日を伝える挿絵などのパネルが並ぶ。

 生まれも育ちも神戸という男性(59)=同市須磨区=は展示を前に、「写真の景色が懐かしい。市電やビル街など、往時を思い出す」と話していた。

 11月5日まで。午前10時~午後6時(土日祝日は午前9時~午後5時)。水曜休館。無料。神戸文学館TEL078・882・2028

(坂山真里緒)

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