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保護猫たちの世話をする江尻朋子さん=神戸市垂水区神田町2
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保護猫たちの世話をする江尻朋子さん=神戸市垂水区神田町2

 今年5月、神戸市垂水区にオープンした猫カフェ「cat cafeしましま屋」が人気を呼んでいる。保護された猫と触れ合えるのが特徴で、店内では、茶色い毛並みにしま模様のキジネコ7匹を飼育。殺処分の恐れのあった猫が、単身者や親子連れらを癒やしており、店主は「保護活動に興味を持ってほしい」と呼び掛けている。

 開設した江尻朋子さん(29)=同市垂水区=は会社員時代に通っていた姫路市内の猫カフェで、里親が見つかるまで保護猫を飼育する「預かりボランティア」の存在を知り、2015年から活動に参加した。保護活動に専念したいと会社を退職し、カフェをオープン。野生の猫に多い、キジネコが不人気で里親が見つかりにくかったことから、キジネコ専門にした。

 環境省によると、16年度に保健所に引き取られた猫は全国で7万2624匹で、うち殺処分数は4万5574匹。保護された猫の半数以上が殺処分されている。神戸市では引き取った579匹のうち406匹が殺処分されており、譲渡に結びつきにくいのが現状だ。

 「本能や習性をよく理解せずに飼い始め、手に負えなくなって飼育放棄する事例が多い」と江尻さん。世話を始める前に猫への理解を深めてもらい、その後も気軽に相談してもらう場にしたいという。

 カフェには、1人暮らしの男女や家族連れが訪れ、膝の上に猫を乗せたり、なでたりしている。引き取りたいという人もおり、既に4匹が譲渡された。現在は店内などで飼育中の2匹の里親を募集している。

 江尻さんは「まずは気軽に立ち寄って、猫に親しんで。クチコミで広めてもらうだけでも、里親さんとのご縁が生まれる」と話している。(大橋凜太郎)

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