神戸

  • 印刷
新しくなった神戸駅の距離標=JR神戸駅
拡大
新しくなった神戸駅の距離標=JR神戸駅

 JR神戸駅(神戸市中央区)の西行き、新快速電車などが発着する5番線ホームの外壁にある距離標がこのほど、新しくなった。東京駅が起点の東海道線の終点(約589キロ)を示す一方、山陽線の起点も表すこの距離標。そもそもいつ設置されたのだろうか。

 JR西日本近畿統括本部(大阪市)に尋ねたが、「(設置時期を示す)資料は残されていない」。同社発行の「神戸駅130年史」などによると、山陽線は私鉄の旧山陽鉄道が敷設。1901(明治34)年に神戸-馬関(現在の山口県・下関)間が全通した。

 旧山陽鉄道は当時、先駆的な取り組みを次々と手掛けた。1899(同32)年に京都-三田尻(同・防府)間の急行列車に、日本初の食堂車を導入。翌1900(同33)年には寝台車が登場し、話題を集めた。

 そんな会社も終わりはあっけなかった。06(同39)年に公布された鉄道国有法により国が買収し、官営鉄道(現在のJR西)となった。開業当時の名残をとどめるのは、旧有年駅舎(赤穂市)などわずかだ。

 神戸駅の距離標は31(昭和6)年、灘-鷹取間が高架化され、神戸駅が一新された際に現在の位置に取り付けられたのではないか、とJR西。山陽鉄道の社名は消えてしまったが、距離標に示された「山陽本線」の文字から当時の経緯をしのぶことができる。

 今年は同社創業の1888(明治21)年から130年目に当たるが、距離標の更新は「全くの偶然」(JR西)という。(小西隆久)

神戸の最新
もっと見る

天気(12月11日)

  • 11℃
  • ---℃
  • 20%

  • 7℃
  • ---℃
  • 70%

  • 11℃
  • ---℃
  • 20%

  • 10℃
  • ---℃
  • 10%

お知らせ