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村上春樹さんが受賞を逃し、ぼうぜんとする神戸高校の同窓生ら=神戸市灘区城の下通1、神戸高校同窓会館(撮影・吉田敦史)
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村上春樹さんが受賞を逃し、ぼうぜんとする神戸高校の同窓生ら=神戸市灘区城の下通1、神戸高校同窓会館(撮影・吉田敦史)

 5日夜発表されたノーベル文学賞は、神戸、阪神間ゆかりの作家村上春樹さん(68)ではなく、長崎市生まれの英国人小説家カズオ・イシグロさん(62)が受賞した。村上さんの母校に集まった同窓生らは落胆しつつも、来年へ期待を込めた。

 神戸高校(神戸市灘区)では、卒業生や在校生ら34人が同窓会館に集まり、大スクリーンでインターネット中継に注目。受賞を逃すと、沈黙したまま顔を見合わせ、「また来年の楽しみに」と声を掛け合った。

 同級生で新聞委員会でも一緒だった神戸親和女子大教授の矢野日出子さん(68)=神戸市灘区=は「残念の一言。長年注目されているのにどうして受賞できないのか」と声を落としつつ「春樹さんが絶賛していたというイシグロさんが受賞して良かった」と話した。自治会長で2年の石川桃子さん(17)は「学校の図書館にも村上春樹コーナーがあり、憧れの先輩。来年こそ」と期待。2年の女子生徒(17)は「イシグロさんの作品に興味が湧いた」と話した。

 芦屋市立精道中学校ではかつての同級生や北野章校長(58)ら7人が見守った。村上さんと同じ理科1部に所属した同級生の男性(68)=芦屋市=は「受賞して後輩たちに偉大な先輩がいることを知ってほしい」と話した。

 西宮市立香櫨園小学校でもため息が漏れた。6年のクラスメートだった男性(68)=芦屋市=は「1年はあっという間。またの楽しみにしたい」と話していた。

 村上作品の読書会を毎月開いている西宮市内の居酒屋には約30人が集まった。「村上春樹論」などで知られる作家の土居豊さん(50)=大阪府豊中市=は「イシグロさんは古き良き世界を描く作家。村上春樹さんも優れた作家だと評価している。がっかり半分、うれしさ半分」と苦笑いした。

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