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出版のきっかけとなった神戸港の絵を前に「コーベッコー」を手にするスズキコージさん=神戸市中央区元町通3、ギャラリーヴィー
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出版のきっかけとなった神戸港の絵を前に「コーベッコー」を手にするスズキコージさん=神戸市中央区元町通3、ギャラリーヴィー

 神戸市在住の絵本作家スズキコージさん(69)がミナト神戸を題材に描いた絵本「コーベッコー」をこのほど刊行した。神戸港と風見鶏の鳴き声を掛け合わせた名前の街に、金星人の「ヴィーナスカ」がやってくる物語。明治期以降の史実も随所に取り入れつつ、港町の夜明けを大胆かつユーモラスな絵本の仕掛けで見せる。絵本の原画展が24日まで神戸・元町で開かれている。(貝原加奈)

 スズキさんは静岡県出身。自由な発想と不思議で力強い描写で多くの絵本を作り続けている。主な著書に「エンソくんきしゃにのる」や「サルビルサ」などがあり、「ブラッキンダー」では日本絵本賞大賞を受けた。

 6年前に東京から移り住んだ神戸の街を「山と港がせまった箱庭のような小宇宙」と表現するスズキさん。数年前のイベントで3日間かけて描いた神戸港の絵が、今回の出版のきっかけになったという。

 コーベッコーには、鉄橋を渡る蒸気機関車や生田神社の東側にあった競馬場など、明治時代の街の様子を基にした絵や文も登場する。船や風見鶏に乗った金星人ヴィーナスカが悠々と街を巡り、花や光、汽笛の音で街は見る見る活気づく。

 スズキさんは「大好きな神戸を僕の目を通して描いた。新しいものに出合った時の人々の初々しい興奮を感じ取ってほしい」と話す。税込み1728円。

 絵本出版を記念した原画展は24日まで、同市中央区元町通3のギャラリーヴィーで。表紙を含めた原画全19点を紹介し、風見鶏をモチーフにした作品を販売している。入場無料。月曜休み。正午~午後7時(24日は午後6時)。ギャラリーヴィーTEL078・332・5808

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