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新開地を詠んだ短歌を発表し合う参加者たち=兵庫区新開地5、神戸アートビレッジセンター
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新開地を詠んだ短歌を発表し合う参加者たち=兵庫区新開地5、神戸アートビレッジセンター

 かつて20を超す映画館や芝居小屋が並んだ神戸市兵庫区の歓楽街・新開地を歩き、短歌を詠む「吟行」イベントが16日、開かれた。市内の30~60代の男女7人が名物の豚まんを食べ、名画座やジャン荘など風情ある路地裏を巡り、三十一文字でそれぞれの新開地を描いた。(山路 進)

 「東の浅草、西の新開地」といわれた街の歴史を知ってもらおうと、神戸アートビレッジセンター(同区新開地5)が「まちを素材にコトバと遊ぶ」と題して初めて企画した。

 まず、歌人の高田ほのかさん(36)=大阪府大東市=が短歌の歴史や決まりを解説し、「五七五七七で、自分の心を表す強固な文学」などと紹介。続いて地元のNPO法人「新開地まちづくりNPO」の西島陽子さん(44)と界わいに繰り出した。かつて湊川が流れた新開地の商店街を進み、湊川公園地下にある映画館を見学。みそ味が人気の豚まんに舌鼓を打つなど1時間余り散策し、同センターで短歌を詠んだ。

 〈ネオン川 流れ泳いだ 新開地 今じゃ短歌を 学ぶ我あり〉と詠んだ西区の男性(66)は「若い頃に飲み歩いたネオン街でも発見ばかり。初挑戦だったが、31文字で表すのは楽しい」。北区の女性(49)は、〈川のあと 波形とともに 振り返る 想ひ出募る 父の足跡〉と詠み「子どもの頃、父と来た新開地を懐かしく思えた」と振り返った。

 高田さんは「同じところを歩いても感じ方はそれぞれ。短歌を通じて街を違う角度で楽しめる。また開きたい」と話した。

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