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1月から始まったベトナム語の防災放送を収録する林貴哉さん(左)とブ・ティ・テゥ・トゥイさん=神戸市長田区、FMわぃわぃ
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1月から始まったベトナム語の防災放送を収録する林貴哉さん(左)とブ・ティ・テゥ・トゥイさん=神戸市長田区、FMわぃわぃ

 阪神・淡路大震災を機に開局し、2016年からインターネット放送に移行した多文化・多言語コミュニティー放送局「FMわぃわぃ」(神戸市長田区)が今月から、地震をはじめとした「日本の災害」についてベトナム語放送を始めている。市内に住むベトナム出身者に、防災意識を高めてもらおうと初めて企画。災害の記憶と備えの大切さを訴える。(杉山雅崇)

 FMわぃわぃが17年10月から開始した、ベトナム語放送の一環。長田区の在住者が特に多いベトナム出身者を対象に、風邪を予防するマスクの選び方や、日本の冬の寒さへの備えなど、身近な生活情報を発信し続けている。

 パーソナリティーを務めるのは、日本でのベトナム出身者の暮らしを研究するため、鷹取地区でフィールドワークを行っている大阪大学大学院の林貴哉さん(25)と、ハノイ出身で、昨年神戸大大学院を修了し、来春から大阪市内の企業で働き始めるブ・ティ・テゥ・トゥイさん(25)の2人。FMわぃわぃのスタッフらが考案した原稿をトゥイさんを中心に翻訳した。

 1月放送分ではまず、阪神・淡路大震災の発生日時から死者数、被害が及んだ地域などを詳しく紹介。在日コリアンやベトナム人らを含めた助け合いの輪が、有志の努力で広がっていったことに触れ、「何かが起こったときに困っている人を助ける精神を持てば、『誰もが住みやすい安心なまち』が実現するはず」と呼び掛けている。

 2月には、非常食の備えや「避難勧告と避難指示の違い」などを解説する。「放送を通して、私自身も日本の災害を学ぶいい機会になった」と手応えを話すトゥイさん。林さんは「ベトナムの方々に少しでも日本の災害を知ってもらえれば」としている。

 放送日程はFMわぃわぃの公式サイトで紹介している。

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