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子どもの貧困、大人の貧困について話し合ったシンポジウム=県医師会館
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子どもの貧困、大人の貧困について話し合ったシンポジウム=県医師会館

 貧困問題を考えるシンポジウム「子どもの貧困 おとなの貧困 社会の貧困」が17日、神戸市中央区磯上通6の県医師会館であった。7人に1人とされる子どもの貧困が生まれる背景や、貧困が子どもの将来に与える影響などについて、専門家が議論した。

 県立ひょうごこころの医療センターが主催。花園大学社会福祉学部の和田一郎准教授、児童養護施設「尼崎市尼崎学園」の鈴木まや副園長ら4人が登壇した。

 北海道大学教育学研究院の松本伊智朗教授は、諸外国に比べて、日本は子育ての費用負担を家族に依存しすぎていることや、賃金が安いために就労が貧困率の低下に結びつかない現状などを紹介した。

 また子どもを持ち、育てることに対し、社会の自己責任論が強まっていると指摘。特に母子家庭などでは悩みが内面化しやすく、孤立しがちなため「貧困となって、子どもに跳ね返る構造になっている」とした。

 子ども食堂の開催や困窮家庭への直接支援などを行っているNPO法人「CPAO」の徳丸ゆき子代表は「子どもをサポートするためには、親もまるごと支えなければいけない。子どもは親が大好きだけど、育児は親だけでなく、社会全体で行うもの」と主張した。

 さらに、諸外国並みに貧困に対して公的資金を投入するなど、国の制度改革が必須とした上で「最後は人が人を支えることが必要。一人でも子どものことを思い、協力してくれる人が増えてほしい」と話した。(岡西篤志)

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