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春からの進学を控え、中学給食を体験する6年生たち=神戸市立板宿小学校
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春からの進学を控え、中学給食を体験する6年生たち=神戸市立板宿小学校

 神戸市教育委員会は、市立中学校と義務教育学校全82校で導入されているデリバリー方式給食の利用を増やそうと、今春中学生になる市内の小学6年生対象に試食会を行っている。中学校給食は昨年2月から市内全域で始まったが、利用率は3割台と低迷している。実際に食べて、おいしさを実感してもらおうと初めて企画した。(若林幹夫、小森有喜)

 中学給食は民間業者が調理し、弁当箱で各校に届けられる。栄養バランスを考慮し、カレーやマーボー豆腐などレトルト食品は、食品メーカーと協力して添加物を抑えたオリジナル品を使っている。「保護者対象の試食会では好評」(市教委)というが、利用率は昨年4月の43・8%をピークに下降し、2月は34・4%だった。

 試食会は1~3月に灘、中央、長田、須磨、垂水、北の6区の計40校で試食を実施(今後予定含む)。2月20日は板宿小学校(須磨区菊池町1)の2クラス約60人が、白身魚の唐揚げやキャベツと豚肉のソテーなどが入った中学給食を体験し、管理栄養士による説明もあった。

 20分ほどで味わった児童たちは満足した様子。男児(12)は「ご飯は思ったより温かくて食べやすかった。栄養バランスが考えられているのはいい」。他の男児(12)は「おかずの冷たさには慣れないけど、おいしくて量もちょうど。準備と片付けは楽だった」と話した。

 市教委は今後、人気が高いハンバーグやエビフライを登場させたり、イカナゴのくぎ煮など地元食材を取り入れたりする。「薄い」などと不評だった味付けも改善を重ねているという。また毎月の給食カレンダーには、平昌冬季五輪フィギュアスケート女子に出場した坂本花織さん=神戸野田高校=らスポーツ選手に登場してもらい、栄養バランスの大切さを伝える。

 市教委の担当者は「有名レストランのタイアップなども検討している。給食の魅力を上げて生徒たちに喜んでもらいたい」としている。

【神戸市の中学校給食】 委託業者が調理、配送する方式で2014年11月から一部で先行実施した。15年に市内7区で金属片などの異物混入が相次いだため中断し、当時の委託先との契約を解除した。大学教授や保護者らでつくる有識者会議が衛生管理などに関する意見書をまとめ、市教育委員会は新たに業者を公募。17年2月から全校導入となった。

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