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セミの研究で、県内の小学生で初めて文部科学大臣賞を受賞した吉川蒼都君=神戸市西区春日台4
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セミの研究で、県内の小学生で初めて文部科学大臣賞を受賞した吉川蒼都君=神戸市西区春日台4

 セミの幼虫が羽化する瞬間を見たいー。こんな思いから、夏休みを使ってセミの成長過程などを研究した神戸市西区の市立春日台小1年の吉川蒼都君(7)が、全国児童才能開発コンテストの科学部門低学年の部で、文部科学大臣賞を受賞した。同部門には全国から約4万人が応募。同賞に輝いたのは県内の小学生では初めての快挙で、吉川君は「夏休みが終わる直前まで頑張ったのでうれしい」と笑顔で話した。(西竹唯太朗)

 同コンテストは、子どもらの才能を伸ばすことを目的に文科省の外郭団体「才能開発研究財団」が主催し、1963年に始まった。科学部門のほか、作文と絵画の3部門があり、各分野の専門家が作品を審査している。

 吉川君がセミを研究対象にしたきっかけは夏休み直前、母親の知人からもらった幼虫。家のカーテンに止まらせ、羽化の瞬間を楽しみにしていたが、寝てしまい見逃してしまったという。「めちゃくちゃ悔しかった」と振り返る。

 3度目の挑戦で羽化を見ることに成功し、以降、セミにはまり、捕まえたセミは6種類、数十匹に上る。念願だった羽化の瞬間も1度では飽き足らず、「羽化の時は動けないから、木々に紛れて外敵をやり過ごすために黄緑色になる」などと仮説をたてたり、約3時間もの間、30秒ごとに羽化の瞬間を撮り続けたりするなど、さまざまな角度からセミの成長の瞬間を切り取ってきた。

 研究成果は画用紙計30ページにまとめ、捕まえたセミの一部は標本にした。また、ページをめくるとセミが羽化して見える「パラパラ写真」も審査員に高評だったという。

 吉川君は「来年はセミをテーマにするか分からないけど、次も面白い研究がしたい」。同財団の中森知理事長(63)は「1年生での受賞は珍しい。将来が楽しみ」と話していた。

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