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「まじめに防災訓練に参加してほしい」と児童らに語り掛ける新妻彩乃さん=神戸市立塩屋北小学校
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「まじめに防災訓練に参加してほしい」と児童らに語り掛ける新妻彩乃さん=神戸市立塩屋北小学校

 東日本大震災から7年になるのを前に、神戸市垂水区の市立塩屋北小学校で8日、「『3・11 あの日あの時の出来事』を聴く会」があった。小学6年生のときに仙台市で震災を経験し、昨春から神戸学院大で防災を学ぶ新妻彩乃さん(19)が「災害はいつ起きるか分からないので、日ごろの備えを大事にしてほしい」と語り掛け、5年生の児童と地域住民ら約80人は静かに聞き入った。(田中真治)

 新妻さんが震災に遭ったのは下校の直後で、「地面が言い表せないくらい揺れて、みんな泣いていた」。家財道具が散乱し、停電で真っ暗な自宅で、毛布にくるまり夜を明かした不安な気持ちを振り返った。

 最近でも、地震体験車に乗ろうとすると涙が止まらなくなり、「意識していないようでも、震災がすごく影響していると思った」と明かした。

 震災では「日ごろの備えもそうだが、近所づきあいが一番大切だと感じた」と強調。父親が教育委員会の人事交流で5年前に神戸で勤務した縁で、「被災地での体験を伝えたい」と神戸で防災を学ぶことを決めたといい、「全国からの支援に恩返しできるようになりたい」と抱負を語ると、温かい拍手が送られた。

 津波が町をのみ込む映像や被害状況も詳しく紹介。女児(11)は「こんなに被害が大きかったとは知らなかった。自分の命を自分で守るため、もっと震災のことを知り、真剣に防災訓練に取り組みたい」と話した。

 同小は本年度、地域合同防災訓練を初開催するなど防災教育に力を入れる。阪神・淡路大震災では自身も被災した山崎悦子校長(56)は「災害をわが身に引きつけて考えるためには、まず知ること。学校を中心に、自分の地域を自分で守ることにつなげていきたい」と力を込めた。

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