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マスコットキャラクター「北神弓子」のヘッドマークを付け、新神戸駅に到着した車両=北神急行新神戸駅
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マスコットキャラクター「北神弓子」のヘッドマークを付け、新神戸駅に到着した車両=北神急行新神戸駅

 日本の鉄道路線(観光列車を除く)の中でも初乗り運賃が最も高い「北神急行電鉄」(神戸市北区)が2日、開業から30年を迎えた。記念式典などは行われないが、青を基調に同社のマスコット「ノリノリス」をあしらったヘッドマークを付けた車両が走り、お祝いムードを演出する。(前川茂之、若林幹夫、那谷享平)

 北神急行は1988年4月2日に開業。六甲山をトンネルで貫き、新神戸-谷上間(約7・5キロ)を8分で結ぶ。起点と終点の2駅しかない国内でもレアな鉄道だ。2001年には谷上駅で、神戸電鉄の車両と同一ホーム上での乗り換えを実現した。

 三宮から神戸高速線や神戸電鉄を利用して、新開地経由で谷上駅に向かうと片道30分以上もかかる。その経路と比較すると北神急行の利便性は高いが、初乗り運賃が「360円」と日本一高く、同社の担当者は「1区間でとらえると割高感があるが、全長は7・5キロあり、キロ単位で考えてほしい」と話す。

 運賃が高い理由は、約7・3キロある長大なトンネルの建設費で、完成までに700億円以上かかったとされる。県と神戸市は、1999年度から全国で初めて民間鉄道の値下げ支援に同額の補助金をねん出している。99~2008年度までは年間それぞれ2億7千万円、09年度以降は、半額の1億3500万円ずつに切り替えている。

 現行の補助制度は18年度まで。県交通政策課は「地域にとってはなくてはならない公共交通だが、これまでの補助金の効果も検証しながら対応を検討したい」としている。

 利用者の声を聞いてみた。通勤に利用している会社員女性(38)=北区緑町=は「新神戸の職場まで自宅から20分くらい。北神急行がなかったら1時間くらいかかると思う。将来、子どもたちが高校生になれば通学にきっと使うので、これ以上値上げしてほしくないです」と話した。

 一方、14年に北神急行の公式マスコットキャラクターになった「北神弓子」の誕生祭が8日午後1時から谷上車庫で行われる。

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