神戸

  • 印刷
入学式で元気よく「1年生になったら」を歌う新入生
拡大
入学式で元気よく「1年生になったら」を歌う新入生
昨年行われた小学校道徳の研究授業の様子
拡大
昨年行われた小学校道徳の研究授業の様子
大きなランドセルを背負う新入生
拡大
大きなランドセルを背負う新入生
子どもが巻き込まれるトラブルが後を絶たないスマートフォン。親子間のルール作りが求められている
拡大
子どもが巻き込まれるトラブルが後を絶たないスマートフォン。親子間のルール作りが求められている

 始業式、入学式が終わり、新年度の通常授業がスタートしました。小学校では道徳が教科になったり、3年生から英語の授業が始まったり、2018年度は学びが大きく変化します。一方、スマートフォンの普及で、ネットトラブルに巻き込まれる子どもたちが後を絶ちません。学校での学びやルール、スマホの扱い方について、兵庫県や神戸市の教育委員会、兵庫県警の担当者らに尋ねました。(井上 駿、石川 翠)

 ■「学習指導要領」どう変わるの?

 -新聞やテレビでよく学習指導要領のニュースを目にします。小学校ではどう変わるのでしょうか。

 大きく変わるのが、小学校の英語と道徳です。英語は、小学3年生から教科ではなく、「外国語活動」として授業が年間15コマ(1コマ45分)以上設けられます。神戸市教委では、文部科学省が公開している教材を活用して授業をします。外国語活動なので、成績評価やテストは行いませんが、5、6年は2020年度から教科になり、評価も始まります。これまで小学校の英語の授業では、会話やリスニングなどの「聞く」「話す」が中心でしたが、「読む」「書く」の勉強も段階的に始まります。

 道徳は、18年度から正式教科になり、検定教科書を使って授業を実施します。通知表の評価もありますが、中学入試には活用されません。これまでは読み物が中心でしたが、今後はみんなが発言しながら考え、納得できる答えを探していく「考え、議論する道徳」を重視しています。

 ■「アクティブ・ラーニング」ってなに?

 -アクティブ・ラーニングという言葉もよく聞きます。

 教員が一方的に教えるのではなく、児童に積極的に発言を求めたり、グループワークで互いの意見を聞いたりして、課題発見と解決に向けて授業に参加できる取り組みのことです。例えば、算数の授業で台形の面積の求め方をみんなで考えたり、国語の授業で教科書の登場人物の心情について意見を出し合ったりして答えを導き出します。全ての教科で導入予定です。

 2020年度から次期学習指導要領になりますが、18~19年度は移行期間です。学びを自分に関連付けて考える「主体的」、他人の意見を聞き、取り入れながら考えを深める「対話的」、各教科の知識を関連付けたり、問題発見や解決策を考えたりする「深い学び」の3要素があり、現在文部科学省はアクティブ・ラーニングという言い方をせず、「主体的・対話的で深い学び」という言葉を使っています。

 ■ランドセル重そう…。「置き勉」ダメなの?

 -子どもが背負っているランドセルが重そうです。教科書を学校に置いて帰ってはいけないのですか。

 給食が始まり、午後の授業が始まると、持っていく教科書やノートが増えます。「教科書に図や写真が増え、巨大化している」「重すぎるランドセルが児童の成長に悪影響を及ぼす」などの意見もあります。しかし、副読本など一部の教材を除き、教科書やノートを教室の机に置いたまま下校する「置き勉」は、学習習慣を身に付けさせるために禁止しています。宿題や予習・復習などの家庭学習の妨げになると考えています。

 対策は、1日の学習に不要なものを入れないことです。入学してすぐは、時間割通りに教科書やノートが入っているか、子どもと一緒に確認して習慣づけることが大切です。もし、重そうにしていたら、不要なものが入っていないか、ランドセルの中は整理整頓できているかを、チェックしてみてください。

 ■スマホ、持っていっていい?

 -スマートフォンなどを学校に持っていってもいいのでしょうか。

 原則禁止しています。学校内の活動には不要なものです。ただ、放課後に塾の送迎などで、どうしても保護者と連絡が必要な場合などは、学校の判断で認めています。勝手に持たせず、まずは学校に相談してください。認められても学校が終わるまでは電源を切り、ランドセルから出さないように指導しています。

 一方、タブレット端末やパソコンを活用する「教育ICT」を推進しています。スマホのアプリには、クイズ形式で勉強できたり、通信教育を受けられたりする「学習アプリ」が多くあります。神戸市教委では、スマホやパソコンを活用し、学年に応じた学習ができる「みんなの学習クラブ」を活用しています。

 県青少年本部が昨年実施したアンケートでは、スマホの所持率は23・6%で、従来型携帯電話(ガラケー)を含めると57・4%に上っており、低年齢層への浸透が進んでいます。

 一方で、インターネットを利用して犯罪に巻き込まれる被害も急増しています。特にネット上で知り合った相手にだまされたり、脅されたりして裸などの写真を送らされる「自画撮り」の被害は深刻です。

 県警によると昨年1年間で県内の小学生1人を含む27人が被害に遭いました。全国では画像を拡散されたり、呼び出されて性被害を受けたりするケースもあります。

 県警少年課やサイバー犯罪対策課の担当者は、有害サイトへの接続を制限する「フィルタリング」を必ず利用する▽利用サイトやアプリを確認する▽知らない人と連絡を取らせない▽個人情報を書き込ませない-などを呼び掛けています。

神戸の最新
もっと見る

天気(4月28日)

  • 22℃
  • 14℃
  • 0%

  • 21℃
  • 11℃
  • 10%

  • 24℃
  • 13℃
  • 0%

  • 26℃
  • 13℃
  • 0%

お知らせ