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災害時の食料品などが保管されている総合備蓄拠点の一つ、道の駅「神戸フルーツ・フラワーパーク大沢」(神戸市提供)
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災害時の食料品などが保管されている総合備蓄拠点の一つ、道の駅「神戸フルーツ・フラワーパーク大沢」(神戸市提供)
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 大地震が発生すれば、道路の寸断や建物の倒壊などで、避難所への支援物資の運搬作業が困難を極める。集積拠点に届いていても、受け入れ態勢が整わず、滞留してしまうことも。発生から2年を迎えた熊本地震では、国の要請を待たずに救援物資を送る「プッシュ型支援」が行われたが、避難所に届くのが遅れた。こうした教訓を踏まえ、神戸市は物流、流通事業者などと協力し、食料品などを避難所までスムーズに運ぶための「市災害時物資供給マニュアル」をつくった。集積拠点・グリーンアリーナ神戸(同市須磨区)をモデルに運営マニュアルも作成し、今後は実地訓練も行う。(若林幹夫)

 大規模災害時、国、県などから運ばれてくる物資を集める神戸市内の拠点はグリーンアリーナ神戸など13カ所が想定されている。また、災害時の食料品などが保管されている総合備蓄拠点は道の駅「神戸フルーツ・フラワーパーク大沢」(北区大沢町上大沢)など14カ所ある。しかし、物資の仕分けや各避難所までの配送について、具体的な方法や誰が担うかなどは決められていなかった。

 マニュアルでは、災害直後、まず市内に運び込まれる物資の情報管理や配分の決定、ニーズなどを取りまとめる「救援物資対策チーム」を市役所内に設けるとした。物資の集積は「運び出しやすさ」が重要といい、チームと各拠点には専門知識を持った物流事業者に駆け付けてもらう。

 早く届ける必要がある食料品は、市と協定を結んだ流通事業者に直接避難所に運び入れてもらうとし、災害発生後24時間▽2日目▽1週間-と段階に応じた物資の流れや関係者の役割も決めた。マニュアルには、協定を結んだ事業者と、自動車輸送、食料品の提供など各役割をまとめたリストも掲載している。

 集積拠点のマニュアルは今後、施設ごとに策定。グリーンアリーナ神戸は、車両の出入りルートや、物資の保管場所、通路の設定などフロアのレイアウトを定めた。市は秋ごろに実際にトラックやフォークリフトを動かし、物資の搬出入方法などを検証する訓練を予定している。(若林幹夫)

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