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植樹式で若木に水をまく地域住民ら=鷺宮八幡神社
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植樹式で若木に水をまく地域住民ら=鷺宮八幡神社
【写真左】倒木前の「鷺の森のケヤキ」=鷺宮八幡神社(地元提供)と【同右】台風で倒れ、切り株がモニュメントに加工された「鷺の森のケヤキ」=鷺宮八幡神社
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【写真左】倒木前の「鷺の森のケヤキ」=鷺宮八幡神社(地元提供)と【同右】台風で倒れ、切り株がモニュメントに加工された「鷺の森のケヤキ」=鷺宮八幡神社

 神戸市東灘区本山北町6の鷺宮八幡神社で29日、周辺の住民有志らが1本のケヤキの若木を植えた。植樹した場所には昨年10月まで、樹齢約800年とされた大樹「鷺の森のケヤキ」が根を張っていた。同市の指定天然記念物で、長らく住民らに親しまれていたが、台風で倒れ、再生もかなわなかった。地域のシンボルを受け継ぐ若木に、参加者らが「新たなご神木として大きく育ってほしい」との願いを込めた。(若林幹夫)

 市教育委員会によると、「鷺の森のケヤキ」は高さ約16メートル、幹回り約5・1メートル、枝張りは約18・5メートル。兵庫県南部では最大級とされていた。明治初期、同神社周辺には90本近いケヤキが生い茂っていたが、住宅開発のため次々と伐採され、1本だけが残ったという。

 次第に樹勢が衰え、近年は樹木医が手当てして、ワイヤで支えるなどしていたが昨年10月22日、台風21号の強風で根元から倒れた。挿し木による再生もうまくいかなかった。

 小学生の頃、毎日ケヤキのそばを歩いて学校に通った近くの男性(71)は「見上げるたびに元気づけられた。春祭りの際は宮入りのだんじりを見守り、地域になくてはならない存在だった」と振り返る。

 シンボルの消失を惜しむ住民らの声を受けて今回、同市森林整備事務所などが協力し、高さ約1・5メートルの若い苗木を植えることに。この日の植樹式では神事の後、参加者が水をやり、順調な生育を願った。

 台風で倒れ、記念物指定が解除されたケヤキは、切り株をモニュメントに加工し若木のそばに飾られた。

 同神社の宮総代を務める宗田匡弘さん(70)は「倒木から半年。多くの人の協力で新しいケヤキを植えることができた。生まれ変わりとして大切に育てたい」と話した。

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