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日本にサンバを広めた功績が認められ、ブラジルの大会で賞を受けたバヌーザ・サンチアーゴさん=神戸市中央区下山手通2(撮影・中西大二)
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日本にサンバを広めた功績が認められ、ブラジルの大会で賞を受けたバヌーザ・サンチアーゴさん=神戸市中央区下山手通2(撮影・中西大二)

 ブラジルの世界的祭典「リオのカーニバル」でトップダンサーとして活躍する傍ら「神戸まつり」でも踊りの普及を図るサンバダンサー、バヌーザ・サンチアーゴさん(47)=神戸市在住=が2月、現地の大会で功労賞を受けた。「うれしくて言葉が出てこないくらい」と手放しで喜ぶ。今年の神戸まつりのパレード(20日、神戸新聞社など後援)では出演74団体のトリを飾り、喜びを表現する。

 リオデジャネイロのコパカバーナ生まれ。18歳でプロダンサーになり、世界ツアーで訪れた日本に興味を持った。23歳だった1994年3月、神戸のブラジル料理店で働き始めた。

 しかし、95年1月に阪神・淡路大震災が発生。「この世の終わり」と思ったが、人けのなくなった街にたたずむと「楽しく、すてきだった神戸に戻ってほしい」という感情が湧いてきた。「私はサンバから大変なときも笑顔、逃げないことを学んだ。だから地震でも頑張る」

 ダンサー仲間が次々と帰国する中、神戸に残って踊り続けた。三宮に店を再興し、毎年の神戸まつりのパレードは他のチームにゲスト出演。一方、故郷では名門チーム「ベイジャ・フロール」のトップダンサーとして毎年2月のリオのカーニバルに出場を続ける。

 2011年には自身の神戸まつりチームを結成。その年の「ベイジャ」の演目を、衣装や振り付けもそのままに再現している。「リオは遠いから、本物のカーニバルを神戸で見せたい」という念願がかなった。

 今年はリオのカーニバルの前に開かれた新イベント「ブラジル・サンバ・コングレス(大会)」で日本での功績が認められ、功労賞を受けた。カーニバルでも現地のチームは通算14回目の優勝を飾り「サンバを始めた子どもの頃のことから、人生を順番に思い出したくらいうれしかった」という。

 20日の神戸まつりパレードは「ベイジャ」のマスコット、ハチドリを模した衣装や振り付けでフラワーロードを行進する。「神戸まつりはずっと出るよ。つえをついても、80歳までずっと!」と豪快に笑った。

 バヌーザさんのチーム「コパ・サンバチームbyベイジャ・フロール」の出番は午後4時半ごろから。(上杉順子)

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