神戸

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「BE KOBE」を磨く人たち=メリケンパーク(藤井淳史さん提供)
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「BE KOBE」を磨く人たち=メリケンパーク(藤井淳史さん提供)
「BE KOBE」によじ登る人ら=同(撮影・吉田敦史、画像を一部加工しています)
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「BE KOBE」によじ登る人ら=同(撮影・吉田敦史、画像を一部加工しています)

 神戸の記念撮影スポットとして人気を集めるメリケンパーク(神戸市中央区波止場町)のモニュメント「BE KOBE」。週末になると、観光客らが撮影待ちの長い列を作る。しかし、よじ登ってポーズを決める人が後を絶たず、真っ白だった文字が黒ずみはじめた。「これではせっかくのモニュメントが…」。市民有志が立ち上がり、定期清掃を始めた。発起人の1人の藤井淳史さん(40)は「掃除をしていると知り、登るのやめよう、文字の意味は何だろう-と考えてくれたらうれしい」と話している。(上杉順子)

 モニュメントは昨年4月、神戸港開港150年を記念して市が設置した。直後から写真共有アプリ「インスタグラム」などによく投稿され、人気スポットになった。高さは台座を含め2・4メートル。よじ登るのは危険だとして、市は注意書きの掲示や巡回時の声掛けで対応するが、「B」や「E」は足を掛けやすいこともあり、登る人は後を絶たないのが現状だ。

 「うわっ、汚い!!」。藤井さんは1月、神戸を舞台にしたテレビドラマでモニュメントが大映しになった際、目を疑った。「靴跡だらけ。せっかくの新スポットなのに恥ずかしい」。知人で、ロケ誘致などを行う「神戸フィルムオフィス」代表の松下麻理さんに連絡すると、同じように感じていた。現場に立ち会い、「撮影前に拭いたんですが取れなくて…」

 そこで2人が発起人となり、月に1回磨くことにした。周辺企業などでつくるメリケンパーク協議会の協力を得て、同協議会の定期清掃の一部として3月から実施している。効果はあり、磨いた部分は目に見えて白くなったという。

 「BE KOBE」は阪神・淡路大震災から20年を迎えた3年前、市広報官(当時)の松下さんが中心となって取り組んだ市民アンケートやインタビューから生まれたフレーズだ。震災の教訓や知恵を聞いた中には「イクメン(育児する男性)」として藤井さんもいた。「『神戸の魅力は人』という意味が込められた言葉。その思いを伝えていきたい」と2人。清掃に参加する人を広く募っている。

 毎月第1月曜の午前9時から1時間程度。申し込み不要。スポンジ(メラミン、たわしは不可)を持参する。水仕事用の手袋もあれば便利。詳細はフェイスブックのページ「BE KOBE」で。次回は6月4日(雨天順延)。

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