参加者全員が白の服装で食事を楽しむ「神戸ホワイトディナー2018」が2日、神戸市中央区の旧居留地の一角、大丸神戸店周辺の路上に設けられた会場で行われた。約650人が優雅な気分で初夏のひとときを楽しんだ。
フランス・パリで行われていた同様のイベントに倣って、神戸にゆかりのある有志が2014年から毎年開催している。服装のほか、テーブルやいす、食器類も全て白で統一。料理は各自が持参した。
これまで、同市内の東遊園地やメリケンパークなどで開いていたが、今年は初めて公道を車両通行止めにして行われた。白のドレスやジャケットを身にまとった参加者は、ワインや軽食を手に盛り上がった。会場横を通る人たちも、街中に現れた白の集団に驚きながらも楽しそうに眺めていた。
白のレースや花などで飾り付けをした帽子を身に着けた主婦(66)=同区=は「神戸らしい街並みの中でディナーができて特別な気分。幅広い世代が楽しんでいるので、来年もぜひ来たい」と話していた。(石川 翠)
