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20年の活動の歩みをまとめた記念誌
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20年の活動の歩みをまとめた記念誌
活動への思いを語る日埜昭子理事長(右から2人目)ら=神戸市須磨区行幸町
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活動への思いを語る日埜昭子理事長(右から2人目)ら=神戸市須磨区行幸町

 高齢者の身の回りの世話や居場所づくりを住民同士で支え合うNPO法人「福祉ネットワーク 西須磨だんらん」(事務局・神戸市須磨区南町1)が設立から20周年を迎え2日、記念総会が開かれた。会員ら約70人が、阪神・淡路大震災の体験から生まれた取り組みを振り返った。

 だんらんの活動は、月見山自治会の福祉部メンバーらが、震災後の炊き出しや支援物資を届ける中で、買い物や掃除など高齢者世帯への生活支援の必要性を感じたのがきっかけだった。「困ったときはお互いさま」をモットーに、1998年5月に設立。自治会から生まれたNPOとしても注目された。

 生活支援では、介護保険などの公的制度だけでは受けられない柔軟なサービスにこだわった。「ワーカー」と呼ばれる住民が、自宅から自転車で回れる範囲で活動。有償ボランティアで掃除や買い物、庭仕事、見守り、ペットの世話などを幅広く引き受ける。

 設立当時、50代だった中心メンバーは70代になり、ワーカー45人の約半数を70代が占める。一方で30~40代も少しずつ増え、「世代交代へ人材育成も進めてきた」と日埜昭子理事長(75)。在宅支援だけでなくデイサービスなど5カ所の居場所づくりにも取り組むほか、昨年は子ども食堂を立ち上げた。当初170人だった会員は、現在約430人に上る。

 この日、事務所近くの兵庫大学付属須磨ノ浦高校で開かれた総会では、20年の活動をまとめた記念誌が配られた。日埜理事長は「自分が年を取ったときに暮らしやすい街にしたいと取り組んできた」と活動への思いを語り、「相手を思いやり、気持ちに寄り添う対応を、若い人たちにもお願いしたい」と期待を込めた。(石沢菜々子)

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