神戸

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演奏に合わせて阿波踊りを踊る施設利用者ら=姫路市飾東町大釜
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演奏に合わせて阿波踊りを踊る施設利用者ら=姫路市飾東町大釜
剣先でこまを回すお笑い福祉士のメンバー=姫路市飾東町大釜
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剣先でこまを回すお笑い福祉士のメンバー=姫路市飾東町大釜

 落語家の笑福亭学光さん(64)から芸を学び、「お笑い福祉士」の称号を受けたボランティア芸人らが、高齢者や障害者施設を回って笑いで元気を届けている。春光亭元気こと勇崎武彦さん(50)=兵庫県西宮市=もその一人で、阪神地域を中心に年間40カ所ほどを訪問。「1回1回が勝負。常に全力で笑わせに行ってます」とほほ笑む。(篠原拓真)

 「ズズズズ…」。学光さんが扇子を使って熱々のうどんを頰張る姿を演じると「うまい」と大きな拍手が起きた。6月中旬、障害者施設「姫路学園」=姫路市=の一室。学光さんや勇崎さんら7人が落語や安来節を披露したり、太鼓や笛の音を響かせ、入所者らとともに阿波踊りを踊ったりした。

 勇崎さんは6年前にお笑い福祉士として福祉施設を回り始めた。脳梗塞を患っていた父が8年前に他界。施設に入所し、訪問ボランティアの出し物を楽しそうに話す父の様子をいつも見ていた。

 「母も父の介護疲れで亡くなった。施設で楽しんでくれている人を見ると両親の姿と重なるんです。(活動を続けるのは)親孝行の代わりです」と目を細める。

 お笑い福祉士は2004に笑福亭学光さんが創設した資格。学光さんが講師を務めるカルチャー教室などで学び、認定を受けると取得できる。養成講座は大阪や徳島、高松市のほか、県内では神戸新聞文化センター姫路KCCでも開講しており、これまでに計約450人が資格を取得した。取得者には、定年退職した男性や主婦など何か役に立ちたいと思う人が多いという。

 「自分自身が笑顔になり、楽しめることも大きい」と魅力を語る勇崎さん。学光さんは「介護の現場は介護する側も大変。入所者以外に、働いている人たちにも元気になってもらえるように活動していきたい」と話した。

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