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神戸市内の立ち飲み店を独自の目線で紹介する冊子を発行したグルメライター芝田真督さん(手前)=神戸市長田区西代通1
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神戸市内の立ち飲み店を独自の目線で紹介する冊子を発行したグルメライター芝田真督さん(手前)=神戸市長田区西代通1

 神戸の立ち飲み文化を観光資源に-。神戸市垂水区在住の“庶民派”グルメライター芝田真督さん(71)が、買った酒を店内で飲む「角打ち(かくうち)」ができる店を紹介した小冊子「神戸立ち呑み巡礼」の復刻版を自費出版した。ふらりと立ち寄り、酒や会話を楽しめるひとときを多くの人に知ってもらおうと、独自の視点で取材した21店を掲載。150部を製作し、市内の書店で販売を始めた。(久保田麻依子)

 芝田さんは若い頃から居酒屋や喫茶店などを訪ね歩き、雑誌への寄稿などで情報を発信してきた。「立ち呑み巡礼」の初版は2006年。今年1月、10年ぶりに改訂された岩波書店の「広辞苑」の第7版に「角打ち」という用語が追加されたことを知り、復刻版の製作を思い立った。

 酒屋で買った酒をつまみとともにその店内で楽しむ角打ちは、ほとんどが立ち飲みスタイル。昼夜交代勤務制の工場周辺などに点在しており、朝から開いている店も多い。芝田さんは「神戸は(製鉄で栄えた)北九州に次ぐ角打ちの聖地」と力を込める。

 初版に一部加筆した冊子では、同市兵庫区や長田区の酒店を中心に紹介。店内の雰囲気やメニュー、店の歴史などを写真付きでつづる。その一つ、鮒田酒店(同市長田区西代通1)は80年以上の歴史がある老舗。5年前に関東から来た常連客の女性(37)は「神戸は立ち飲み屋が多くてわくわくする。ここには悩んだ時にアドバイスをくれる人生の先輩がたくさんいて心強い」と笑う。

 角打ち店では常連客たちが連日、ビールや焼酎を片手にスポーツの話題などで盛り上がる。芝田さんは「安い早いだけでなく、店に集った人と会話を楽しむ非日常も味わえる。人間模様たっぷりの文化を神戸の観光資源として残していけたら」と話す。

 冊子はA5判で1冊380円。うみねこ堂書林(同市中央区栄町通2)などで販売。問い合わせはメール(sibata@sibata.com)で。

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