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 阪急王子公園駅から東に商店街や市場が連なる神戸市灘区の商業地「水道筋」。その長さは約1キロにも及ぶ。はてさて、なぜこのような地名になったのか。長く地元に住む人なら「何を今さら」という話題かもしれないが、ご存じない人も多いはず。由来についてひもといてみた。(坂山真里緒)

 「文字通り、地下には水道管が埋まっているんですよ」。水道筋商店街協同組合の広報部長で、ゑみや洋服店の江見真也店長(46)が教えてくれた。

 灘区まちづくり課によると、水道工事は1910(明治43)年ごろから始まったらしい。西宮市から西にまっすぐ延び、大正時代に入ってこの地に水道管が敷設された。18(大正7)年の神戸市議会の決議を経て、水道管の上に道ができた。

 いつしか人々は「水道筋」と呼ぶようになり、正式な町名になった。商店が集まり、周辺住民の「台所機能」として市場が栄えた。

 どうしてこの地に人が集まったのか? 明治、大正期に神戸製鋼が脇浜(中央区)に工場を建て、現在の王子公園の場所に29(昭和4)年まで関西学院があったことが影響している、と推察する文献もある。

 ゑみやも現在の場所に48(昭和23)年に移転した。現在、四つの市場と八つの商店街があり、商店会に属する店舗だけで約450、界隈を入れると約600もの店が集まっている。

 だれもが口にする「水道筋」。実は町名であるが、通りの名前ではない。

 正式名称は「市道坂口石屋川線」。呼称の方がはるかに親しみがわき、まちに浸透していったのがよく分かる。

 ここで一つの疑問が…。水道筋南側の地域は岸地通。水道筋周辺でも、東西の通りに接する地域の多くに神ノ木通、千旦通、原田通と、地名に「通」が付く。なのになぜ「筋」なのか。 「神戸だと普通、筋って南北の通りを指しますよね。『すいどうどおり』だと、『ど』がダブって言いづらいからですかね」。江見さんも本当の理由は分からないという。なぜ「筋」なのか。ご存じの方は教えてください。

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