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ランチメニューの「とり丼」を持つ4代目の伊藤直子さんと娘の花菜さん=神戸市兵庫区新開地2
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ランチメニューの「とり丼」を持つ4代目の伊藤直子さんと娘の花菜さん=神戸市兵庫区新開地2
中央市場勤務の経験を生かし、「マグロまみれ丼」を作る店主の宮田直樹さん=神戸市兵庫区水木通1
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中央市場勤務の経験を生かし、「マグロまみれ丼」を作る店主の宮田直樹さん=神戸市兵庫区水木通1
人気メニュー「そばめし」と「お餅の囲み焼き」を手にする盛田富太郎さん(左)と健次さん=神戸市兵庫区中道通1
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人気メニュー「そばめし」と「お餅の囲み焼き」を手にする盛田富太郎さん(左)と健次さん=神戸市兵庫区中道通1
グリル一平の山本隆久さん(左3人目)とスタッフら。店前ののぼりが協賛店の目印。店内の白板にサービス内容が記載される=神戸市兵庫区新開地2
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グリル一平の山本隆久さん(左3人目)とスタッフら。店前ののぼりが協賛店の目印。店内の白板にサービス内容が記載される=神戸市兵庫区新開地2

 子育て世代の定住が進む新開地。しかし、周辺の飲食店は昔ながらの赤ちょうちんが多く、家族だんらんや女子会ができる店はまだ少ないという。新開地まちづくりNPOでは、神戸新開地・喜楽館オープンをきっかけに子育て世代が楽しめる飲食店を増やそうと、昨年度から既存店舗を対象におもてなしの勉強会を開催。ランチ営業を始める店が出てきた。そのうち3店舗を紹介する。(上杉順子、西竹唯太朗、吉田みなみ)

■老舗焼き鳥店「八栄亭上店」

 創業106年の老舗焼き鳥店「八栄亭上店」は、4月から木曜限定でお昼営業を始めた。4代目の伊藤直子さんは「父母の代は開けなかったらしいし、少なくとも50年ぶりちゃうかな」と串を転がしながら笑う。

 ランチメニューは「かわ」と「み」を載せた「とり丼」(680円)のみ。夜と違って漬物、みそ汁が付く。溶き卵と創業時から継ぎ足し続ける秘伝のたれをたっぷりかけ、かき込む。

 喜楽館への期待は大きい。「街が一つになりつつある感じがする」。店先では一人娘の花菜さん(7)が遊ぶ。「新開地のお店は家族でやってるところが多くて、温かい雰囲気。寄席のお客さんもゆっくりくつろいでほしい」と話す。

 神戸市兵庫区新開地2の6の15。ランチは毎週木曜日の正午から午後2時半。夜は午後5時~9時半。TEL078・576・2474(日月休み、不定休)

■お好み焼き店「みや」

 開店10周年のお好み焼き店「みや」は、4月からランチ営業を開始。昼間限定で、脂の乗った身が食欲をそそる「マグロまみれ丼」(700円)が人気を集める。店主の宮田直樹さん(42)が過去に中央市場で働いていた経験を生かし、魚を安く仕入れている。

 ランチメニューは7種。お好み焼きはシソと豚肉、チーズの風味が絶妙な「しそブタチーズうす焼き」(600円)などがある。宮田さんは「喜楽館ができて、新開地を知らない人がどれだけ来てくれるかが鍵」と意気込む。

 神戸市兵庫区水木通1の2の17。正午から午後2時、午後6時~翌午前0時。夜のメニューでは国産食材にこだわったお好み焼きや、生地にちくわやネギを混ぜたうす焼き「新開地焼き」も人気。奇数週の日曜休み(不定休もあり)。TEL078・511・3883

■お好み焼き屋「春吉」

 盛田富太郎さん(40)、健次さん(38)兄弟が営むお好み焼き屋「春吉」。喜楽館の興行前後に来てもらおうとランチ営業を開始し、酒類も含めほぼ全てのドリンクを半額にしている。

 イタリア料理店などで腕を磨いた2人が2013年、実家「かどや旅館」の一部を改装し、開業した。

 こだわりは魚介類から取っただし。生地に含ませると、口に含んだ際に柔らかさとまろやかさが際立つ。「そばめし」(850円)や「黒毛和牛のステーキ」(1800円)が人気だ。

 近くの老舗立ち飲み店などに気を遣い、昼営業を控えてきたが、今後は「喜楽館のオープンで新規の客層を開拓できたら」と、街にかける期待は大きい。

 お好み焼きの生地を四方から餅で固めた「お餅の囲み焼き」(850円)も名物。神戸市兵庫区中道通1丁目1の16。正午~午後10時。ドリンク半額は午後5時まで。火曜休み。TEL078・954・6878

■商店街サービス

 地元の商店主らも期待に湧く。新開地商店街の27店では相乗効果を狙い、同館の協賛店として来場者向けサービスを開始。当日の入場券や半券を提示すれば特典や割引が受けられる。店前ののぼりが目印。

 洋食店「グリル一平」は、店名入り記念ボールペンを用意した。3代目店主の山本隆久さん(61)は「ペンを見せながら『喜楽館に行ったんよ』と言えるように考えた」と話す。

 山本さんも少年時代、1976年に閉館した神戸松竹座に出前を運んでは、かしまし娘や平和ラッパにお菓子をもらった思い出がある。「桂文枝さんや桂あやめさんらの熱意に打たれた。喜楽館のグレードの高さは想像以上や」と喜ぶ。

 開場に合わせ、ホールとキッチンのスタッフを1人ずつ増員。「午後2時の開演までにランチをスムーズに食べられるよう、万全の体制で待ってます」

(松本寿美子)

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