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杉原ビザを受け、一時神戸市に滞在したミエテック・ランパートさん(中央)。現在の神戸市中央区の北野周辺とみられる(ホロコースト展実行委提供)
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杉原ビザを受け、一時神戸市に滞在したミエテック・ランパートさん(中央)。現在の神戸市中央区の北野周辺とみられる(ホロコースト展実行委提供)
アウシュビッツ収容所で発見されたという子ども用の靴=神戸市中央区浜辺通6
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アウシュビッツ収容所で発見されたという子ども用の靴=神戸市中央区浜辺通6
杉原千畝氏が発給したビザの複製などが展示されている会場=神戸市中央区浜辺通6
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杉原千畝氏が発給したビザの複製などが展示されている会場=神戸市中央区浜辺通6

 ナチスドイツのユダヤ人迫害の歴史や、その時代に生き、戦争に翻弄されたアンネ・フランクと杉原千畝氏について紹介する「勇気の証言-ホロコースト展」(神戸新聞社など後援)が12日、神戸市中央区浜辺通6の関西国際文化センターで始まった。アウシュビッツ収容所での生活の様子や、「命のビザ」を発給しユダヤ人を救った杉原氏の活動について写真などで触れている。22日まで。

 創価大などでつくる実行委員会主催。戦後70年の2015年に東京で始まった巡回展で、兵庫では今回初めて催された。

 会場には、写真パネルや直筆の書類など136点が並ぶ。ヒトラーの反ユダヤ主義思想が分かる手紙や、アウシュビッツ収容所で発見された子ども靴などを展示。アンネが迫害から逃れるために隠れていた部屋の模型、杉原氏が発給したビザの複製などもある。

 開会式典では、杉原氏の孫でNPO法人「杉原千畝 命のビザ」副理事長の杉原まどかさんが「杉原ビザで救われた人たちと今も交流がある。たった1人の行動が平和をもたらすきっかけをつくったことを見てほしい」とあいさつした。

 午前10時~午後5時(14、21日は同8時まで)。実行委TEL078・265・0775

(久保田麻依子)

■杉原ビザで日本滞在、交流した日本人の情報求める

 杉原千畝氏と神戸のつながりは深い。神戸市文書館などによると、杉原氏がユダヤ人に発給したビザ(杉原ビザ)を使い、1941年ごろから約5千人が神戸市に一時滞在した。今回の企画展では、滞在したユダヤ人と一緒に写る日本人女性の写真が初公開されており、関係者は「日本人の身元が分かれば交流したい」と情報を求めている。

 実行委によると、写真の男性はミエテック・ランパートさん。カナダ在住の子孫などを通じて日本人の特定の申し出があった。撮影は1941年春ごろとみられ、文書館の松本正三さんは「(背景の)建物の高さなどから、中央区の北野にあった洋館付近ではないか」と推測する。実行委は「杉原ビザでつながった日本との縁。もし親族がいらっしゃったら連絡をいただきたい」と待ち望んでいる。

 連絡先はホロコースト展実行委TEL03・5360・9831

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