神戸から旬のスタイルを発信する「神戸ファッションウィーク」に合わせ、地場産ブランドで着飾るショーや神戸発祥の地酒、洋菓子などのグルメを楽しむ「KOBEプレミアムナイト」が21日、神戸市中央区北野町1の北野クラブソラであり、30代以上の男女約千人がドレスアップして訪れた。
神戸のファッション産業の認知度アップや販路開拓を目指し、企画会社「ぜんまい」(神戸市中央区)が主催。神戸新聞社などでつくる同ウィーク実行委員会などが制作した。
ショーでは、神戸ゆかりのアパレルブランドと播州織や真珠、豊岡かばんなどの兵庫の地場産ブランドがコラボレーションしたファッションを紹介。色とりどりの衣装で着飾ったモデルがランウエーを歩いた。
ショーの合間には、昨年まで県内100カ所のステージに立つプロジェクトに挑んでいた歌手小関ミオさんが登場。情熱的で繊細な声で歌う「オー・シャンゼリゼ」などに、観客はつま先でリズムを取りながら聞き入った。真珠のネックレスを身につけて参加した女性(61)=同市中央区=は、「神戸ならではの料理やファッションがあふれる空間で、すてきな夜を過ごせそう」と話していた。(末吉佳希)
