神戸

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居酒屋を開いて10年目を迎えた本田清彰さん(左)、薫さん夫婦。どの世代からも「おとん、おかん」と呼ばれる=垂水区星が丘1
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居酒屋を開いて10年目を迎えた本田清彰さん(左)、薫さん夫婦。どの世代からも「おとん、おかん」と呼ばれる=垂水区星が丘1
木曜日限定のランチ。毎回メニューが違うのも楽しみの一つだ
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木曜日限定のランチ。毎回メニューが違うのも楽しみの一つだ

 垂水マンスリー 南北彩々で募集した「読者のイチオシスポット」に寄せられた居酒屋「うちのおかん時々おとん」(神戸市垂水区星が丘1)を訪ねました。48歳の「おとん」と、46歳の「おかん」は、なんと3男3女に孫6人の大家族。ご家庭におじゃましたかのような温かい雰囲気で、初めての私もすっかりリラックスして楽しめました。(久保田麻依子)

 「じゃあ、行ってきます」。ランチを終えた若い男性は帰り際、店の「おとん」こと本田清彰さん(48)に、声を掛けた。おとんは「『いらっしゃいませ』の代わりに『お帰り』って出迎えるお客さんがたくさんいます」と大笑いする。

 妻で「おかん」の薫さん(46)と切り盛りして、今年で10年を迎えた。おとんは、全国区のアイスクリームメーカーに勤務していたが、ある日、おかんに「仕事辞めたで! 店開こう」と宣言した。居酒屋経営は、淡路島のホテルでシェフ経験のあったおかんの目標でもあった。おかんは「突然仕事を辞めて普通は怒るところだけど、『そっか、そっか』と受け入れてしまった」と振り返る。

 西区で生産された野菜や、明石でとれた旬の魚を中心に、串カツならぬ、串に刺さった天ぷらの「串天」も人気で、常時30種類近くを用意する。カウンターには大皿に盛り付けられたおばんざいが並び、家庭的な雰囲気たっぷりだ。

 居酒屋では珍しく、7割は女性客。秘密基地のようなキッズスペースも備え、心地よすぎて子どもが帰りたがらないことも。店内は毎晩にぎやかで「職人気質のおかんにトークのおとん。普通は逆だけど、この組み合わせをお客さんが気に入ってくれている」と2人は目を細める。

 数カ月前、ある女性が自前の皿を持ってきて「夕飯用におかずを用意してほしい」と依頼された。預かった大皿に肉料理や煮物などを盛り付け、毎晩取りに来てもらうシステムをとったところ、口コミで広がり、今では15人ほどの“夕飯係”も請け負う。常連の要望に応えて木曜日のみランチを始めたが、限定30食があっという間に売り切れる。

 「仕事で疲れて帰ってきた人が、ここで食べて元気を充電してほしい」とおかん。おとんも「実家に帰ってきたようにくつろいで」と和やかに語った。

 うちのおかん時々おとんTEL078・709・0788。月曜定休。(久保田麻依子)

【読者投稿】

 1人でいっても温かく迎えてくれるお店です。友達は遠方ですが、わざわざやってくる常連。おかんの手づくり料理、おとんの楽しい接客、小学生の息子の楽しいトーク。お酒が全く飲めない私ですが、毎週通ってます。

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