神戸市は17日、9月にアゼルバイジャンのバクーで行われた柔道世界選手権で、日本勢初となる兄妹同時優勝を果たした阿部一二三選手=日体大、神港学園高出身、妹の詩選手=夙川学院高=に市スポーツ特別賞を贈ると発表した。
一二三選手は男子66キロ級に出場し、決勝を1本勝ちするなどして2連覇を達成し、詩選手は女子52キロ級で日本人対決となった決勝を制して初優勝を飾った。2人とも兵庫区出身。
市スポーツ特別賞は国際大会で日本代表として出場し優秀な成績を収めるか、日本記録を更新するなどした選手、団体を対象に表彰している。これまで延べ91人、41団体に贈っている。一二三選手は2014年のユースオリンピック優勝、昨年の世界選手権優勝に続いて3回目の受賞で、詩選手は初めて。表彰式の日程は未定という。(若林幹夫)
