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「エナガの会」の木村和弘さん(右)らと練習を重ねる演劇部員=六甲アイランド高校
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「エナガの会」の木村和弘さん(右)らと練習を重ねる演劇部員=六甲アイランド高校

 介護職の魅力と可能性を若い世代に伝えようと、六甲アイランド高校(神戸市東灘区)の演劇部が28日、西区の西区民センターで、創作劇「龍馬と、私と、介護福志士?!」を披露する。介護現場では人手不足が深刻化するが、メンバーは「介護職は日本の未来を切り開く存在。その志を感じてほしい」と意気込む。(広畑千春)

 市介護サービス協会主催の「介護の仕事を知ろう! 市民フォーラム」の一環。進路に悩む女子高校生「未来」の下に、坂本龍馬の霊がやってくるという設定で、龍馬は介護福祉士を、日本の危機に挑む「志士」と思い、未来や、未来の親友の「中岡真子」とともに職場訪問に参加する。未来は進路指導の「勝先生」の言葉や、お年寄りと心を通わせた体験から、ためらう親を説得し、介護の道を志す-というストーリーだ。

 脚本は、認知症などの創作劇を続けるNPO法人「エナガの会」(垂水区)の理事で、社会福祉士の木村和弘さんが担当した。就職氷河期には安定した職業として人気だった介護職だが、近年は「低賃金、重労働」といったマイナスイメージを持たれがちだ。政府や自治体は待遇改善に乗り出すが、兵庫県では25年度に2万人以上の不足が見込まれる。

 木村さんは「先進国で類を見ない少子高齢化に突入する日本がどういうシステムを構築するか、世界が注目している」と指摘。「介護福祉士らは単なる作業員でなく、知的な対人援助の専門家。坂本龍馬のつくった『海軍操練所』のあった神戸から、新たな視点で魅力を発信したい」と話す。

 生徒らは今月初めから、介護のプロに足の不自由なお年寄りを車いすに乗せる方法や声の掛け方を教わるなど練習を重ねてきた。龍馬役で1年の清水彩萌さん(16)は「しんどそうなイメージがあったけど、お年寄りとの触れ合いの楽しさを感じた」。未来役で1年の冨田紫瑞花さん(16)は「決して楽な仕事ではないと思うけど、同世代にも未来の気持ちを共感してもらえたら」と話す。

 当日は人気テレビ番組になぞらえ、若手、中堅、ベテラン介護福祉士らによるトークショー「本日くらべてみました」もある。午後2時~4時、入場無料。定員400人。同協会TEL078・271・5326

(広畑千春)

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