神戸

  • 印刷
高校生がデザインした、大沢町をPRするニッポンバラタナゴのメインキャラクター
拡大
高校生がデザインした、大沢町をPRするニッポンバラタナゴのメインキャラクター
繁殖期のニッポンバラタナゴの雄(神戸市提供)
拡大
繁殖期のニッポンバラタナゴの雄(神戸市提供)

 環境省レッドリスト絶滅危惧1A類に分類される日本固有種の淡水魚「ニッポンバラタナゴ」が神戸市北区大沢町で見つかった。外来種と交雑が進む中、貴重な純系と判明したのは4年前。官民一体で保全対策を整え、発表にこぎ着けた。純系の生息公表はほぼ県内初。住民らは今後キャラクターシールを農産物に貼ったり、道の駅で展示したりと、ばら色に輝く小魚を自然豊かな町のPRに生かす。(上杉順子)

 体長5センチ程度。繁殖期の5、6月、雄の体が鮮やかに色づくことから、この名が付いた。かつて西日本に広く分布していたが、現在は限られた池や河川にわずかに生息する。よく似た外来種タイリクバラタナゴとの交雑が進んでおり、純系は極めて貴重という。

 ドブガイなど二枚貝に卵を産み付ける習性があり、その貝類は成長の過程で他の魚類に一時寄生する必要があるため、ニッポンバラタナゴの生息地は生物多様性に富んだ環境と言える。

 大沢町には約400のため池があり、2011年、ある池でバラタナゴが見つかった。他の複数の池でも発見され、遺伝子解析の結果、14年に純粋なニッポンバラタナゴと確認された。

 地元自治会と行政、学識者、自然保護団体などが共同で保全・活用に取り組むことに。盗まれることがないように警察と協力して看板を設置し、通報体制も構築した。また、六甲アイランド高校(同市東灘区)で美術・デザインを学ぶ生徒たちに依頼してキャラクターを作成。メインキャラを決め、同市立大沢小学校・中学校の児童生徒から愛称を募っている。キャラはPR用シールにして同町の農産物に貼るという。同中学校での飼育・研究や、道の駅「神戸フルーツ・フラワーパーク大沢」での展示も予定している。

神戸の最新
もっと見る

天気(4月22日)

  • 25℃
  • ---℃
  • 0%

  • 21℃
  • ---℃
  • 10%

  • 26℃
  • ---℃
  • 0%

  • 26℃
  • ---℃
  • 0%

お知らせ