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高校受験対策などについて紹介した本を出版した西山正秋さん=中央区
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高校受験対策などについて紹介した本を出版した西山正秋さん=中央区

 神戸市立高専名誉教授の西山正秋さん(70)=神戸市灘区=が、中学生の勉強方法や受験の挑み方などを紹介した本「通知表を3から4へUP!」(あいり出版)を出版した。兵庫県立高校の入試の特徴のほか、各教科でつまずきやすい問題の解説など幅広いジャンルを扱っており、西山さんは「もうひと頑張りして成績を上げたい生徒のヒントになれば」と話している。(久保田麻依子)

 西山さんは、神戸高校から京都大教育学部に進学。卒業後、須磨高校(現・須磨翔風高校)と神戸高専で計36年間、英語教諭として教壇に立った。2012年の定年退職後も「教育に携わりたい」と個人塾を立ち上げ、現在も中高生の指導に当たっている。

 子どもたちとのやり取りの中で、西山さんが気付いたのが「教科書を1回読んだだけで勉強したつもりになっている子や、テスト前の勉強の進め方が分からない生徒が多い」ということだ。5段階の通知表では「3から4に上げることが1番難しい」と説明し、勉強の方法に特化した本の出版を決意。4月ごろから執筆を進めた。

 本は2部構成。前半は塾選びや内申点の仕組み、テスト前の学習計画表の作り方、県内の公立高校入試の概要などを、西山さんの観点から解説。後半は、英語や数学、理科などのつまずきやすい問題の解き方や暗記方法を、語呂合わせや法則を使って説明する。自身の経験をつづったコラムも設け、神戸高時代の同級生である作家村上春樹さんが「昔は丸刈りだった」というエピソードも明かす。

 西山さんは「学習の基本は学校の授業をしっかり聞いて、宿題や復習をこなすこと。子どもだけでなく、保護者の参考にもしてほしい」と期待を寄せた。

 A5判、206ページ。1800円(税抜き)。希望する神戸市内の中学校には寄贈する。問い合わせはメール(kousenzemi@kobe.email.ne.jp)で。

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