神戸

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明治のトンネルに積み重ねられた、れんがの多さと時間の重みを確かめる参加者ら=神戸市兵庫区、湊川隧道
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明治のトンネルに積み重ねられた、れんがの多さと時間の重みを確かめる参加者ら=神戸市兵庫区、湊川隧道
今は稼働していないごみ焼却施設の煙突を見上げる。作業用階段から漏れる光と、鈍く光る煙突の筒が想像力をかき立てる=神戸市須磨区中落合3、落合クリーンセンター
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今は稼働していないごみ焼却施設の煙突を見上げる。作業用階段から漏れる光と、鈍く光る煙突の筒が想像力をかき立てる=神戸市須磨区中落合3、落合クリーンセンター
古い機械類が醸し出す味わいは、映像に携わる人たちの“大好物”=神戸市東灘区深江浜町、東部市場
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古い機械類が醸し出す味わいは、映像に携わる人たちの“大好物”=神戸市東灘区深江浜町、東部市場
地下鉄の車両を調べる検査線。四方の照明が続く先に創作者らは未来を見るか、過去を思うか=神戸市兵庫区、御崎車両基地
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地下鉄の車両を調べる検査線。四方の照明が続く先に創作者らは未来を見るか、過去を思うか=神戸市兵庫区、御崎車両基地

 神戸市内の産業施設や近代化遺産など映像作品の舞台となりそうな場所に、アニメーションやゲームの制作者、漫画家、ライターらを案内する「神戸クリエーターズツアー」がこのほどあった。創作的な仕事に携わる27人が2日間で6カ所を訪ね、非日常的な景観に刺激を受けた。ツアーの企画者らは「今後さまざまなジャンルの作品に神戸をモチーフとした場面が登場し、注目が集まれば」と期待を寄せる。(田中靖浩)

 産業遺産の保存・活用を手掛けるNPO法人「J-ヘリテージ」(同市兵庫区)がツアーを発案し、全国各地のクリエーターらに参加を呼び掛けた。撮影誘致や各種手続きを担う「神戸フィルムオフィス」が、通常は入れない場所を今回特別に見学できるよう取り計らい、初めて実施された。

 訪れたのは、東部市場(東灘区)▽旧摩耶観光ホテル(灘区)▽地下鉄御崎車両基地、湊川隧道(兵庫区)▽落合クリーンセンター(須磨区)▽ベルトコンベヤートンネル(西区)。

 東部市場や落合クリーンセンターでは、現在使われていない機械や設備の重厚感が参加者の目を引きつけた。同市の開発行政の象徴施設でもあるベルトコンベヤートンネルは、近年複数の映画撮影が行われるなど映像表現の適地として新たな価値が見い出されており、参加者らは興味深げに見入っていた。

 旧摩耶観光ホテルが特に印象的だったという東京都三鷹市のアニメーション監督、小松田大全さん(45)は「アニメは絵空事も描けるが、実際の土地や建物、そこにいた人を知ることで作品の世界観に説得力が増す。新作では廃虚のシーンがあり、今回の経験が早速生かせそう」と話した。

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