神戸

  • 印刷
阪神・淡路大震災の被災者を励ますため、国内外から神戸市に届けられた手紙=神戸市役所
拡大
阪神・淡路大震災の被災者を励ますため、国内外から神戸市に届けられた手紙=神戸市役所

 阪神・淡路大震災で国内外から届けられた励ましの手紙など5千点以上が神戸市に保管されている。多くは支援物資とともに添えられていたメッセージだ。1年前、倉庫の中で眠っていたのを市職員が見つけた。「神戸を思ってくれたことが分かる貴重な資料」として、震災24年の17日、同市中央区の東遊園地である追悼行事「1・17のつどい」で一部(約50点)が展示される。(若林幹夫)

 市は震災関連の資料を整理して永年保存するため、2010年度から約8年がかりで、段ボール約6400箱分の仕分けを行った。作業が完了を迎えようとしていた18年1月、市管理の倉庫から段ボール11箱に入った励ましの手紙が見つかった。市が受け取った手紙などで震災直後は市役所前に展示されたが、その後収容されたままになっていた。

 子どもから高齢者、団体など送り主はさまざま。愛媛県の商店主はワープロ打ちの手紙に「不足しているとうかがい、当店で販売している使い捨てかいろを全部送らせて頂きます」とつづり、「あなた方には全国民が付いています」と続けた。

 小学生の寄せ書きもあった。千羽鶴と一緒に送られ、「ぼくたちにできることは手紙を書いたりするしかできないけど、おうえんしている」と記されていた。新潟県の小学校6年生一同の色紙には「神戸がもとの明るくきれいな市になる日を待っています」と力強い文字が並んだ。

 静岡県の子ども会は災害に備える気持ちを伝えてきた。当時から東海地震が予見され、訓練を重ねていたが「地震の恐ろしさは想像を絶する」と書いた。母親あてにおむつと合わせて送ったメッセージカードや、チューリップや菜の花など明るい色合いの絵はがきもあり、米国や豪州など海外の5カ国からの手紙には太陽や羽ばたく鳥が描かれていた。

 手紙を見つけた市広報課の吉田武司さん(35)は「国内外の人たちが地震を自分のこととして捉えて支援してくれた。眠らせておくわけにいかないと思った。若い世代に伝えていきたい」と話した。

神戸の最新
もっと見る

天気(6月25日)

  • 28℃
  • 20℃
  • 0%

  • 28℃
  • 17℃
  • 10%

  • 31℃
  • 20℃
  • 0%

  • 32℃
  • 19℃
  • 0%

お知らせ