神戸

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蒸留器を前に説明する松本紀之さん=神戸ワイナリー
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蒸留器を前に説明する松本紀之さん=神戸ワイナリー
ワインを蒸留した原酒。雑味のない部分だけがブランデーになる=神戸ワイナリー
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ワインを蒸留した原酒。雑味のない部分だけがブランデーになる=神戸ワイナリー

 「神戸ブランデー」の人気の高まりを受け、神戸市の外郭団体「神戸みのりの公社」(西区押部谷町高和)がブランデーの蒸留を11年ぶりに行っている。本年度は原料となるワイン1万8千リットルから約2千リットルの原酒を作り、樽の中でじっくりと熟成させる。同社は13、14日、神戸ワイナリー内のブランデー館で内覧会を開き、報道関係者に蒸留設備を公開した。(伊田雄馬)

 同社のブランデーは神戸市産のブドウを醸したワインから造られ、まろやかな味や香りが海外で人気を集める。現在販売されているものの多くは15年以上前に仕込まれたもの。想定以上の人気から予定を数年早めて蒸留作業を行うことに決めたという。

 公開されたのはワインを加熱し、蒸気を冷やしてアルコール度数を高める蒸留器。一度に千リットルのワインを蒸留し、得られた酒の中から雑味がない部分だけを抜き取る。

 製造に携わるワイン事業部主任の松本紀之さん(49)は「温度管理が重要。フルーティーな香りに仕上げるため、片時も目が離せない」と強調する。

 ブランデーは2回の蒸留を経て完成し、通常10~15年間オーク(ナラ)製の樽で寝かせて出荷する。松本さんは「ブランデーは時間が造る酒。出荷するときには退職しているかもしれないが、後輩にいい酒を残したい」と透き通った原酒を見つめた。

 同社のブランデー造りの歴史は約30年。同部長の大西省三さん(60)は「フランスから技師を招き、本場の設備を導入した」と胸を張る。長く評価が伴わなかった時期を経て、ようやく地位を確立。昨年12月の新商品は発売前から予約が殺到するほどの人気を博した。現在の在庫は約2万本。「ブランドイメージを維持するため、売り急がずに付加価値を追求したい」と語る。

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