神戸

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北米の大自然にレンズを向け続ける写真家の大竹英洋さん=神戸新聞社
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北米の大自然にレンズを向け続ける写真家の大竹英洋さん=神戸新聞社
カラフトフクロウが餌やりをする瞬間を捉えた作品「北の森に生きる」(大竹英洋さん提供)
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カラフトフクロウが餌やりをする瞬間を捉えた作品「北の森に生きる」(大竹英洋さん提供)

 米国とカナダの国境付近から北極圏にかけて広がる北米の湖水地方「ノースウッズ」をテーマに撮影する神戸在住の写真家がいる。神戸市垂水区の大竹英洋さん(44)。20年前から毎年のように訪れ、四季折々の風景やオオカミやヘラジカといった野生動物にレンズを向けてきた。「20年通ってもまだ見切れていない。行くたびに新たな発見や出合いがある」と語る。(辰巳直之)

 東京育ちの大竹さんは、大学時代に始めた山歩きをきっかけに、自然写真に興味を持った。独学で撮影技術を学びながら、大学を卒業した1999年に単身渡米。以来、神秘的な森や湖の世界をライフワークに活動している。

 日本の国土の約4倍にあたる原生林や、無数の湖が点在する同地方。カヌーやそりで移動しながら撮影ポイントを探る。「移動は大変だが、自然の中を巡るカヌーの旅はたまらない」。活動費用の工面で苦労もあるが、なるべく1年の半分は当地で過ごす。

 今年1月、米誌「ナショナルジオグラフィック」日本版の写真コンテストで、グランプリに次ぐ最優秀賞を受賞した。被写体は、4年前にカナダ中部マニトバ州の森で撮ったカラフトフクロウの親子。高さ約5メートルの樹上の営巣場所から約10メートル離れたところに、地元の研究者や州政府らの協力で足場を設営した。母鳥がひなに餌を与える瞬間を500ミリの望遠レンズで切り取り、厳しい環境で暮らす動物の生命力を表現した。

 国内では、写真絵本の出版のほか、3年前に移り住んだ神戸を拠点に活動の幅を広げている。全国各地の小中学校や図書館に出向き、講演で子どもらにオオカミの鳴き声を披露することも。4月20~28日には神戸市中央区三宮町3の芸術書専門店「ストレージ・ブックス」で写真展(24日休み)を開く。

 「豊かな自然や先住民の文化など、魅力的な世界を伝えていきたい」と話した。

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