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ライブハウス「太陽と虎」代表を務めた音楽プロデューサーの松原裕さん=神戸市中央区
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ライブハウス「太陽と虎」代表を務めた音楽プロデューサーの松原裕さん=神戸市中央区
39歳の若さで亡くなった松原裕さん(写真中央、風次さん提供)
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39歳の若さで亡くなった松原裕さん(写真中央、風次さん提供)

 2016年にステージ4の腎臓がんを公表し、闘病生活を送っていた音楽プロデューサー松原裕さん(39)=神戸市兵庫区=が4日、亡くなった。前日の3日まで会員制交流サイト(SNS)で精いっぱい生きる姿を伝えていた。バンドマンの夢をかなえるため、神戸に出会いと交流の場をつくった第一人者の早すぎる旅立ちに、音楽界などから追悼や感謝の言葉がやまない。

 松原さんは年間400のイベントを開催する神戸・三宮のライブハウス「太陽と虎」の代表を務める傍ら、阪神・淡路大震災の支援に感謝を伝える無料のチャリティー音楽フェス「カミングコウベ」を企画運営してきた。05年から毎年続け、東日本大震災後は被災地に直接募金を届けるなど、イベントを支える学生らを引っ張る存在でもあった。

 3日のブログは「苦しくてこのブログ書くのも命がけ」と題して投稿。「カミング-」を5月11日に控え、「やる事が沢山あるのに無念だ」とつづった。

 シングルファーザーとして2人の子を育てており、2日のブログでは、前日に長男の大学の入学式に出席できたことを報告。病状が深刻でも、文中には必ず笑いをちりばめていた。

 イベント企画を通じて親交があった永吉一郎さん(57)=同市中央区=は「『神戸のために』『松原のために』とミュージシャンが集まり、会場ではいつも『マツバラコール』が起きていた。神戸であんなに若者を集められるイベントはない」と舌を巻く。早すぎる死に「大きな損失。これからももっとすごいことを打ち上げてくれたはず」と声を落とした。

 20年来の友人でもある「太陽と虎」の店長風次さん(39)は4日も通常通りライブハウスを開けた。「何度となく再起してくれた。悲しむのを望まない社風を受け継ぎ、今は(葬儀の列席者に)どうやって笑ってもらおうか考えている」と独特の言い回しで悼んだ。

 交流の深い県の公式キャラクター「はばタン」の作者JUNBOw(ジュンボウ)さん=同市東灘区=も「何に対しても熱く、いつ寝ているのかと思うくらい。いまだ信じられず、ただただつらい」と語った。

 訃報を受け、神戸出身の4人組ロックバンド「ガガガSP」の公式ツイッターは「沢山の愛と感動を頂き 本当にありがとうございました 同じ時代を共に駆け抜けてきた 神戸が誇る音楽人 松原裕という漢が大好きです」と投稿。SNS上でも、音楽を愛する多くの人が「大好きな神戸をもっともっと大好きにしてくれたのは間違いなく松原さん」「病と闘う貴方の姿は本当に格好良かった」などと感謝の言葉を発信している。(小林伸哉、竹本拓也)

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