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 神戸版特区シリーズ第5弾は「須磨マンスリー 今昔八景」と題し、須磨浦▽月見山▽多井畑▽板宿▽妙法寺▽名谷▽車▽白川-8地区をクローズアップ。豊かな自然と歴史が織りなす、まちの今昔に迫ります。(津田和納)

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 今は昔、須磨の地は寂しい漁師町でした。畿内(山城、摂津、河内、大和、和泉の5カ国)の西の「すみ(隅)」とされ、いつしか「すま」と呼ばれるように。海と山を臨める風光明媚な土地柄から、平安の世には、貴族の隠居地として好まれ、「源氏物語」の舞台になりました。「一の谷」「敦盛塚」など源平合戦を今に伝える関連史跡も数多く残っています。

 江戸時代には、松尾芭蕉や与謝蕪村など文人墨客にも愛され、須磨を題材にした作品が生み出されました。明治以降は、皇室の別荘・武庫離宮(現・須磨離宮公園)が造られ、財界人や外国人が移り住む「華麗なまち」として名声をはせたのでございます。

 戦前の1931(昭和6)年に須磨区が誕生しました。高度経済成長の波、何より神戸市の「山、海へ行く」の象徴として、昭和40年代から北部のニュータウン開発が進んだのでした。多くの人が住まいを構え、地下鉄など交通網が発達し、ベッドタウンとしての役割を果たしています。

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