神戸

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ナスの腰掛け
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ナスの腰掛け
ナスの子安台を囲む初宮参りに訪れた家族
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ナスの子安台を囲む初宮参りに訪れた家族
円座のオブジェ
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円座のオブジェ
波乗り祈願像
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波乗り祈願像
毎月変わる御朱印
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毎月変わる御朱印

 「確かに攻めている」。 綱敷天満宮(神戸市須磨区天神町2)の参拝者を楽しませる巧みな仕掛けづくりには関心させられる。投稿にもあった「ナスの腰掛け」は、先代宮司が約40年前に作ったもの。ナスの花は一つの無駄もなく実を結ぶ。「成す」にも通じることから、努力が報われるようにとの願いが込められる。これはほんの一例。数々のユニークな仕掛けの謎を紐解くため、境内へ足を踏み入れた。(長沢伸一)

 ちなみに冒頭のナスの腰掛け。祭神の菅原道真と「関係があるのですか」と宮司の久野木啓太さん(53)に尋ねると「まったくありません。先代宮司の父がナスに座っている夢を見たことがきっかけで作ったものです」と説明してくれた。

 「ナスならほかにもありますよ」と久野木さん。一緒に本殿に向かうと、1メートルほどの置物が。ただ、こちらには真ん中に穴があり、布団が敷いてある。「赤ちゃんの初宮参りに使う子安台、ベッドです」。年間500人~600人が使うという。

 6月上旬、生後1カ月の次男の初宮参りに訪れた家族に出会った。ナスの中に入った次男を囲んで記念撮影。「御利益がありそう。写真は宝物にします」と笑顔だった。

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 本殿前には、綱を渦巻き状にした「円座」のブロンズ製オブジェが。漁師たちが道真をもてなした際、綱を巻いて敷物代わりにした由来がある。願いがかなう「思うつぼ」や、うまく時流の波に乗ることを祈った「波乗り祈願像」も並ぶ。

 昨今、参拝者の注目を集めるのは、毎月イラストが変わる御朱印だ。卒業シーズンの3月は「タイ(めでたい)」、平成が終わる4月は、新時代へ羽ばたく意味を込め「鶴」など、工夫を凝らす。令和の始まりを記念し、道真ゆかりの鳥「ウソ」の人形も作製。御朱印と粗品をセットでの授与(500円)も始めた。

 ナスの腰掛け以外は久野木さんが宮司になってからの新たな試みだ。久野木さんは「試み一つ一つに意味を込めている。これからも、多くの人々に神社へ興味を持ってもらう仕掛けをしていきたい」と話した。

【須磨区の女性読者からの投稿】

私のイチオシスポットは綱敷天満宮です。なすの腰掛けなど、境内には楽しい仕掛けがいっぱいで地域住民にも親しまれている天神さまだと感じます。加えて、御朱印がとても素敵です。毎月絵柄が変わるのです。12カ月分をコンプリートしたくて毎月お参りにチャレンジ中です。

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