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毎月20、21日に開かれる大師縁日に訪れた参拝者=智慧の道
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毎月20、21日に開かれる大師縁日に訪れた参拝者=智慧の道

 山陽電鉄須磨寺駅(神戸市須磨区)から同寺へ続く智慧の道。約500メートルの参道には、毎月20、21日、約40~50店もの露店が並び、参拝に向かう人、人、人の波ができる。目的は同寺で開かれる「大師縁日」。高齢者を中心に2日間の人出は何と約2万人に上るという。「待てよ。どこかで見たような」。そう! 東京・巣鴨の地蔵通り商店街の光景に似ている。初日の20日、参拝者に縁日の魅力を聞いた。(千葉翔大)

 「須磨のお大師さん」として親しまれる同寺の縁日は戦後に始まった。弘法大師の月命日(21日)に開かれていたが、1日だけでは参拝者が供養を終えることができないため、20日も加わった。阪神・淡路大震災以前は約5万人を数えたという。

 智慧の道には露店のテントの傘が並ぶ。赤飯、おまんじゅう、昆布のつくだ煮、アイスクリーム。食べ物だけではない。婦人服や占いの店までもある。境内では経木供養や護摩祈願などが行われていた。朱塗りの三重の塔の周りには参拝者がひときわ列を作り、居並ぶ88体の石仏に向かって1円ずつ入れては鈴を鳴らす。ミニ四国八十八カ所巡礼だ。

 唐門近くで女性グループが井戸端会議を開いていた。メンバーの女性(76)は「お参りのたびに友人と顔を合わせ、おしゃべりするのが楽しいの」。初めて来たという灘区の女性(49)は目当ての店を探しながら「昔、占いをしてくれた人が(この縁日に)来ていると聞いて」と話す。

 感謝、供養、再会、おしゃべり、買い物-。巣鴨にも負けない高齢者らの“聖地”が須磨にあった。

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