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 神戸市須磨区高倉台を取材していて気になることがある。小学校は「高倉台小」なのに、中学校は「高倉中」なのだ。なぜ中学校に「台」が付いていないのだろう。校名をめぐって過去に大(台?)論争でもあったのか? 関係者に取材してみると-。(喜田美咲)

 山を削って宅地開発が進んだ神戸市内には、新興住宅街に建つ校名に「台」が付くケースが多い。調べてみると、小学校が18、中学校は12あった。

 高倉台地区にある施設のうち、幼稚園、小学校、交番、郵便局が、「高倉台」であるのに対し、中学校と自治会館は「高倉」と台が付いていない。

 住民に尋ねてみると、「言われてみればそうですね。でも『台』のあるなしを今まで気に掛けたことはなかった」との反応が多かった。高倉中の保護者の中には「小学校から上がったばかりの時は、よく学校名を書き間違えた」と言う人もいた。

 小学校近くで喫茶店を経営する男性(78)は「小学校と幼稚園は中学校より少し高いところにあるから、『台』が付くのでは」と予想する。

 過去の書物や公文書を調べても「台」のあるなしが記載されたものが見当たらない。県内の地域史研究に取り組む「神戸史学会」が発行する「神戸の町名」には、高倉台について「タカクラは神が降臨、鎮座する山頂やきわだった樹木などを指す」と記されている。古代信仰の観点から高倉山は神聖な場所として位置づけられていたとみられる。そう言えば、歴代の天皇にも「高倉天皇」(第80代)が存在する。

 似た例が、同区白川台でも確認できる。高倉台とは真逆のケースで、中学校には台が付くのに、小学校には付かない。偶然か必然か? ちなみに漢字は違うが「白川」も第72代「白河天皇」と同じ読みを持つ。「台」を付けないことで高貴な印象を与えているのだろうか。

    □  □

 高倉中に行き、尋ねてみたが、やはり、校名の根拠となる明確な資料はない。ただ、辻優哉校長(55)は「校区が関係しているのでは」と推測する。開校当時から同中には、高倉町や須磨寺、高尾台などからも生徒が通っている。一方、高倉台小の校区は、高倉台と多井畑南町が大半だ。

 辻校長は「高倉台以外から来る生徒も多く、『台』を付けないことで、開かれたイメージにしたのでは」と話す。

 校名の由来をご存じの方、ご連絡をお待ちしています。

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