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「神戸ウールの会」のメンバーに織機の説明を受ける藤原奈々さん(左)ら=神戸市灘区六甲山町
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「神戸ウールの会」のメンバーに織機の説明を受ける藤原奈々さん(左)ら=神戸市灘区六甲山町
布団のように刈り取られたヒツジの毛
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布団のように刈り取られたヒツジの毛

 飼育するヒツジの毛を「神戸ウール」としてブランド化しようと、六甲山牧場(神戸市灘区)は神戸松蔭女子学院大(同区)の学生らと連携して商品づくりに取り組んでいる。主に手芸材料として販売されていた羊毛の付加価値を高め、来場者増や収益向上につなげるのが狙いだ。(伊田雄馬)

 同牧場は常時約150頭のヒツジを飼育し、毎年春に一斉に毛刈りを行う。原毛の量は年間約250キロに上り、施設内で実施しているウールクラフト教室の材料などに使う一方、大部分は通信販売で全国の手芸愛好家に安く販売してきた。

 「国産の羊毛は貴重。使い方次第では新たな目玉になる」と、副場長の坂本浩也さん(48)らは数年前からこの“副産物”に着目し、ブランド化を模索。約2年前に同大で被服・色彩学を担当する花田美和子教授と出会い、学生の感性を生かした商品づくりを進めることが決まった。

 昨年度は花田教授のゼミ生一人が、原毛の紬ぎ方から製品になるまでの工程を体験し、卒業論文にまとめた。今年は同ゼミの4年生藤原奈々さん(22)が参加し、商品開発を目指す。

 アドバイスするのは30年以上の歴史を持つ手芸同好会「神戸ウールの会」。初顔合わせとなる9日は牧場職員と花田教授、藤原さんが同会のメンバーを交え、技術面の助言を受けながら商品を考えた。

 藤原さんは「神戸タータンを生かしたスマホケースを作りたい」と提案。牧場側も「綿とウールを混紡し、独特の風合いを持つオリジナル織物を作ってはどうか」と積極的にアイデアを出し合った。結果、9月中旬に同牧場で初開催するウール販売イベントに間に合うよう、最初の商品を完成させることで一致した。

 その後は会員の製作風景を見学し、昔ながらの織機や作りかけのマフラーを見てイメージを膨らませた。藤原さんは「牧場に来た人の思い出に残る品を作りたい」と語った。(伊田雄馬)

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