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イチゴ販売会社を設立した白木雛世さん=神戸市西区学園西町3
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イチゴ販売会社を設立した白木雛世さん=神戸市西区学園西町3

 愛媛県産イチゴのブランド化を目指し、流通科学大学(神戸市西区)に通う大学生白木雛世さん(20)が、販売会社「月苺」を設立した。同県のイチゴ農家生まれの白木さんは販路開拓へ今春、洋菓子店に働き掛けて実家のイチゴを使ったケーキを作ってもらい、デパートなどで販売。売れ行きは好調で、関西市場での知名度アップを狙う。

 白木さんの実家は同県北部の西条市で、7棟のビニールハウスを所有するイチゴ農家。自身も幼少期から「毎日ボウル一つ分は食べた」という大のイチゴ好きで、「高校の卒業式でローカル誌のインタビューを受け、『将来の夢はいちご娘』と答えました」と笑う。

 同県産のイチゴはほとんどが四国圏内で流通し、関西圏への入荷量は少ないという。高齢化などで農家数が減少する中、白木さんは「ブランド化で地元を盛り上げたい」と、同大の起業家育成プログラムでビジネスプランを発表。優秀者に選ばれ、会社設立に必要な資金の補助を得た。

 京都市の菓子メーカーに働き掛け、パティシエと産地を見学して意見を交換。同社は愛媛産のイチゴを使った春季限定ケーキを開発し、同市内のデパートなどで販売した。売り上げは上々で「季節のケーキで一番よく売れた」(同社)という。

 手応えを得た白木さんは6月17日に、月苺を設立。今後は実家で生産するイチゴのうち、品質が優れた1~2割を「iCHi-HiME(いちひめ)」と名付けて関西の洋菓子店などに売り込み、売り場ではポップで愛媛産をアピールしていく。

 「生き残るには他産地との差別化が大切。いずれは産地ツアーも企画したい」と白木さん。会社は大学卒業後も続け、将来的には他の農家からも集荷したいという。「愛媛といえばミカン。でも、それだけじゃないと伝えたい」と胸を張る。(伊田雄馬)

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