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「花は咲く」を合唱する生徒ら=神戸市東灘区住吉本町2、甲南学園平生記念館
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「花は咲く」を合唱する生徒ら=神戸市東灘区住吉本町2、甲南学園平生記念館
戦争体験を語る米倉澄子さん(左)と、阪神・淡路大震災の経験を振り返る岸明子さん=神戸市東灘区住吉本町2、甲南学園平生記念館
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戦争体験を語る米倉澄子さん(左)と、阪神・淡路大震災の経験を振り返る岸明子さん=神戸市東灘区住吉本町2、甲南学園平生記念館

 戦争や震災の記憶を語り継ぐ朗読会「朗読と合唱の集い」が3日、神戸市東灘区住吉本町2の甲南学園平生記念館で開かれた。神戸市立住吉中学校の生徒が戦災や地震について記した作文を朗読したり、戦争経験者が自身の体験を語ったりし、参加者は平和への思いを強くした。

 関西に住む広島女学院高校の同窓生らでつくる「ヒロシマを語り継ぐ会」の主催。2015年から始まり、毎年、同中学校放送部の生徒が出演している。

 この日の集いでは、生徒らが市内の中学生の作文集「花時計」を朗読。東日本大震災の被災地・福島に思いをはせた作文を読み上げた。また第2次世界大戦を書いた作品「空が怖かった時代」では「真っ青な青空が二度と濁ってしまわないようにと願う もうあんなことが起きてしまわないように」と語り掛けた。

 続いて、戦争の語り部として活動する米倉澄子さん(83)と、阪神・淡路大震災の経験を伝えている岸明子さん(88)が登壇した。司会役の生徒に「伝えたいこと」を問われ、米倉さんは「多くの人が生きたくても生かされなかった。どうか人の命は大切にして」。岸さんは「人のぬくもりは大きな力となった。隣同士が助け合うことが大事」と答えた。

 兵庫県立芦屋高校書道部は、朗読に合わせて詩人・峠三吉の原爆詩集「序」をしたため「にんげんをかえせ」と力強く書き上げた。また、広島の被ばく者の手記を元に作られたアニメの上映もあった。

 住吉中1年の女子生徒(12)は、朗読やアニメなどを通して当時の様子を知り「今からは想像できない話ばかり。本当に怖かった」と話した。同1年の別の女子生徒(12)も「自分たちの世代でできることは伝えること。この話をしっかり伝えていきたい」と力を込めた。(篠原拓真)

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