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旧満州からの引き揚げについて語る笹直美さん=いちばぎゃらりぃ侑香
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旧満州からの引き揚げについて語る笹直美さん=いちばぎゃらりぃ侑香

 旧満州からの引き揚げを体験した人の話を聞き、戦中、戦後の出来事について語り合う催しが15日、神戸市兵庫区神田町のギャラリー「いちばぎゃらりぃ侑香」で開かれた。参加者らは、物資が乏しかった戦時中に主食の代わりだった「団子汁」を食べながら、平和について考えた。

 同ギャラリーでは毎年、終戦の日の8月15日に合わせて戦争経験者の話を聞くイベントを続けている。今年は旧満州から家族と引き揚げた笹直美さん(76)=同区=が、母が残したという手記をもとに当時の様子を語った。

 笹さんは1943年に松江市で生まれ、奉天(現在の中国・瀋陽市)郊外に移り住んだ。45年に旧ソ連軍が侵攻すると、父は何者かに呼び出され、そのままシベリアに抑留。笹さんは母と姉と妹の4人で逃げ歩き、翌46年に辛うじて帰国したという。父の帰国後も生活は苦しく、「どうしたら死ねるか考えたこともあった」と明かした。

 笹さんは「戦争の影が少し見えるだけでも、私のような体験をする人がまた生まれる、と思い胸が痛む。絶対平和でなきゃあかん」と力を込めた。(川村岳也)

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