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施設利用の自動抽選システムを開発した神戸市シルバーカレッジの学生=しあわせの村
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施設利用の自動抽選システムを開発した神戸市シルバーカレッジの学生=しあわせの村

 神戸市内の高齢者が学ぶ「神戸市シルバーカレッジ」(北区しあわせの村)。放課後活動で使う教室などの施設利用をめぐっては、月に一度、半日がかりの抽選(くじ引き)をする、激しい争奪戦が繰り広げられてきた。「いつまでこんな面倒なことをやっとるんや」。学生からの不満を受け、現役学生らが自動で抽選や施設割り当てを行うシステムを開発した。熱き高齢者の戦いに終止符を打てるのか? 

 同校の学生数は約千人と全国屈指の規模を誇る。ボランティアやクラブの75団体に対し、活動できる教室などは約20しかなく、毎月一度、各団体の代表者が顔を合わせて長時間のくじ引き抽選会を行ってきた。

 この状況を解消しようと、昨年10月、システム構築の仕事に携わった経験を持つ3年生辻上質吉さん(74)が立ち上がった。同種の仕事に就いていた辻本憲和さん(68)ら2人に声を掛け、1月ごろから自動抽選システムの開発をスタート。8月には動作を試験し、問題なく作動することを確認したという。

 10日は同校で学生への説明会があり、辻本さんが使い方を説明。入力フォームをスクリーン上に示しながら「第4希望まで使いたい施設名を入力して」などと説明し、学生は真剣な顔で聞いていた。

 「抽選会は他部の人と顔を合わせる機会だったのに…」とアナログ派から惜しむ声もあったというが、同校は「学生自らシステムを開発してくれたのは心強い」と喜ぶ。辻上さんは「ずっと続いていくシステムになれば」と期待を込めた。(伊田雄馬)

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